内館牧子さん死去、77歳=脚本家、女性初の横審委員

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NHK連続テレビ小説「ひらり」などを手掛けた脚本家で、女性で初めて大相撲の横綱審議委員会委員を務めた内館牧子(うちだて・まきこ)さんが17日、急性左心不全のため東京都内の病院で死去した。77歳だった。葬儀は近親者で済ませた。喪主は弟均(ひとし)さん。来春にお別れの会を開く予定。

1948年、秋田市生まれ。武蔵野美術大を卒業後、企業勤務を経て88年にテレビドラマ「バラ」で脚本家デビュー。93年に橋田賞を受けた「ひらり」のほか、ドラマ「小さな神たちの祭り」やNHK大河ドラマ「毛利元就」など多数の作品を手掛けた。

作家としても小説「終わった人」「すぐ死ぬんだから」などのベストセラーを出した。2000~10年に横審委員を務め、歯に衣(きぬ)着せぬ発言で注目を集めた。

内館牧子さん内館牧子さん

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