造船業、再編で強じん化=世界シェア2割へ工程表―国交省・内閣府

経済・ビジネス

国土交通省と内閣府は26日、造船業再生に向けたロードマップ(工程表)を策定したと発表した。業界再編により生産体制を強じん化し、2035年に年間建造量を現在の2倍となる1800万総トンに引き上げると明記。中韓勢に押され年々低下している世界シェアを、2割程度まで回復させることを目指す。

工程表では、28年をめどに造船会社を1~3グループに集約し、設計から建造まで連携・協業するよう求めた。すでに、三菱重工業と今治造船(愛媛県今治市)が共同で設立した船舶設計会社に海運大手3社の出資が決まるなど、具体的な事例も出ている。

来島海峡(右)と造船所=2024年12月、愛媛県今治市来島海峡(右)と造船所=2024年12月、愛媛県今治市

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