「高市首相の対ロ姿勢伝達」=鈴木宗男氏、議員交流に意欲

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ロシア訪問中の自民党の鈴木宗男参院議員は26日、モスクワで記者会見し、ロシア側との会談で、高市早苗首相の日ロ関係に対する姿勢を伝達したと述べた。今後の議員交流への意欲も示し、来年も訪ロを続ける意向を強調した。

鈴木氏の説明によると、高市氏とは訪ロ出発直前の24日に首相官邸で面会し、考えを直接聞かされたという。自身の訪ロは2022年のロシアのウクライナ侵攻開始後3度目だが、自民党復党後では初の訪問。今回はロシア側から与党議員として「違った印象で受け止められた」と語った。過去2回は、23年の日本維新の会(当時野党)所属、24年の無所属時代の渡航だった。

鈴木氏は会見で、政権与党「統一ロシア」のコサチョフ上院副議長との26日の会談で、議員交流を再開する立場で一致したと表明した。ただ、ロシアは日本が下院議員らに発動した制裁に対抗し、衆院議員らを入国禁止にしており、議員交流のハードルは高いとみられる。

26日、モスクワで記者会見する自民党の鈴木宗男参院議員26日、モスクワで記者会見する自民党の鈴木宗男参院議員

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