チリ人被告に終身刑判決=筑波大生不明事件差し戻し審―仏
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【リヨン(仏中部)時事】2016年にフランス留学中の筑波大生、黒崎愛海さん=当時(21)=が行方不明になった事件で、殺人罪に問われた元交際相手のチリ人、ニコラス・セペダ被告(35)の差し戻し控訴審判決が26日、中部リヨンの裁判所であった。エリック・シャルボス裁判長は被告に終身刑(求刑禁錮30年)を言い渡した。
セペダ被告はこの日の最終意見陳述で「殺していない」と改めて無罪を主張。しかし、裁判官と陪審員が合議で被告の犯行と認め、重い刑罰が相当との結論に達した。被告側は上告する方針だ。
警察の捜索で黒崎さんの遺体は見つからなかった。検察は物的証拠を欠く中、事件前後の被告の不審な言動や状況証拠を積み重ねて立証に努めた。
22年の一審判決、23年の二審判決はいずれも禁錮28年(求刑終身刑)を宣告した。しかし、破棄院(最高裁)が25年、公判手続きにミスがあったとする被告側の主張を認めて二審判決を破棄し、審理のやり直しを命じていた。
判決などによると、被告は黒崎さんに新しい交際相手ができたことへの嫉妬から犯行を計画。16年に仏東部ブザンソンを訪れて学生寮の部屋で殺害し、遺体を人けのない場所に遺棄した。その後、チリに帰国したが、20年に殺人容疑で仏側に身柄が引き渡され、起訴された。
フランス中部リヨンの裁判所で、筑波大生不明事件の公判を傍聴するため並ぶ人たち=26日
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