コロナ乗り越え四半世紀=人手不足が課題―ディズニーシー

経済・ビジネス

東京ディズニーシー(TDS、千葉県浦安市)で15日、開園25周年の記念セレモニーが開かれた。コロナ禍で苦境に陥ったが、今年1月には東京ディズニーランド(TDL)と合わせた累計来園者数が9億人を突破。人手不足が深刻化する中、顧客満足度の維持、向上が課題となりそうだ。

「理解と支援のたまものだ」。セレモニーでは、運営会社オリエンタルランド(OLC)の高橋渉社長がミッキーマウスとともに登壇し、ゲスト(来園者)らに感謝を表明。夫婦で訪れた東京都福生市の70代男性は「オープン時から来ている。25年はあっという間」と振り返った。

TDSは2001年9月、海をテーマに開園。TDLと差別化したアトラクションなどで人気を博したが、新型コロナの感染拡大で20年には4カ月の休園を強いられ、OLCの21年3月期連結決算は1996年の上場以来初の最終赤字に転落した。

コロナ収束後は客足も回復。1日当たりの入園者数の上限も下げ、混雑緩和に取り組む。24年には新エリア「ファンタジースプリングス」を開業。TDLとともに「複数回来園するリピート率は(近年)90%を超える」(担当者)という。

ただ、ニッセイ基礎研究所の広瀬涼研究員は、「従来と同じ質でエンターテインメントを提供できていない」と手厳しい。TDS開業時に5500円だった一般チケット価格は現在、変動制の導入で繁忙期には1万円を超える。一方、ショーの出演者をはじめとする人員減も目立つという。収益性とサービスの質を確保しつつ、目の肥えたリピーターをつなぎ留められるかが問われている。

東京ディズニーシー開園25周年セレモニーであいさつするオリエンタルランドの高橋渉社長=15日午前、千葉県浦安市東京ディズニーシー開園25周年セレモニーであいさつするオリエンタルランドの高橋渉社長=15日午前、千葉県浦安市

東京ディズニーシー開園25周年記念セレモニーに登場したミッキーマウス(中央)=15日午前、千葉県浦安市東京ディズニーシー開園25周年記念セレモニーに登場したミッキーマウス(中央)=15日午前、千葉県浦安市

東京ディズニーシー開園25周年記念セレモニー=15日午前、千葉県浦安市東京ディズニーシー開園25周年記念セレモニー=15日午前、千葉県浦安市

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