兵庫県、酒米の魅力PR=大使館で「山田錦」セミナー―ベルギー

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【ブリュッセル時事】兵庫県を主産地とする酒米「山田錦」の魅力を紹介するセミナーが24日、ベルギーの首都ブリュッセルの日本大使館で開かれた。欧州での日本酒の認知度向上を目的に、大使館と兵庫県パリ事務所が共催した。現地の事業者や愛好家ら約80人が参加し、専門家の説明に熱心に耳を傾けた。

セミナーでは、山田錦の生産農家や研究者が登壇し、今年で開発から90年を迎えた品種の歴史や栽培方法などについて解説。粒が大きく、たんぱく質が少ないといった特徴が高品質の酒造りに適していると紹介された。参加者からは気候変動の影響や生産地による品質差などに関する質問が出た。

会場では試飲も行われ、「宮水の郷」(白鷹)や「白鷺の城」(田中酒造場)など山田錦を使った日本酒が振る舞われ、参加者は味の違いを楽しんだ。物流会社に勤めるヨアヒム・グロルマンさんは「酒米を作るのにどれほどの手間がかかるのか知らなかった。一杯の日本酒の背景にある物語を知るのはとても興味深い」と話した。

兵庫県産の酒米「山田錦」を使った日本酒を試飲する参加者=24日、ブリュッセルの日本大使館兵庫県産の酒米「山田錦」を使った日本酒を試飲する参加者=24日、ブリュッセルの日本大使館

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