乗客の1人は日本人=集団感染疑いのクルーズ船
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【パリ時事】大西洋を航行中、ネズミなどのげっ歯類が媒介する「ハンタウイルス」に感染した乗客ら3人が死亡したクルーズ船「MVホンディウス」の運航会社は4日、乗客乗員は約150人で、乗客に日本人1人が含まれると発表した。世界保健機関(WHO)によると、船内では3人が発熱などを訴えている。
クラスター(感染者集団)のうち、死亡した乗客を含む2人の感染が確認され、5人の感染が疑われている。ハンタウイルスはヒトからヒトへの感染はまれだが、確立された治療法やワクチンがない。乗客は客室内にとどまり、他の乗客と距離を保つよう指示されている。
WHOのクルーゲ欧州地域事務局長はSNSへの投稿で、感染が船外に拡大するリスクは低いと指摘。「パニックになったり、渡航制限を課したりする必要はない」と冷静な対応を求めた。
船は4月1日に南米アルゼンチンを出港。南極や南大西洋の孤島を経て、アフリカ西部沖の島国カボベルデに到着する予定だった。しかし、同国当局が入港を拒否したため、沖合に停泊中。スペイン領カナリア諸島に向かい、乗客乗員の感染の有無などを調べることが検討されている。
4日、カボベルデ・プライア沖に停泊するクルーズ船「MVホンディウス」(AFP時事)
世界保健機関(WHO)本部前の表示板=スイス・ジュネーブ(AFP時事)
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