南極条約会議が開会式=観光規制で前進目指す―広島

政治・外交

南極の平和利用などについて話し合う第48回南極条約協議国会議の開会式が12日、広島市で行われ、観光規制やコウテイペンギン保護を巡る議論が本格化した。会議の意思決定は協議国の全会一致が原則で、21日までの期間中に各国が合意できるかが焦点となる。

議長役を務める外務省の宇山秀樹担当大使は記者会見で、観光規制について「目に見える形で成果を出せるか予断できない。ステップ・バイ・ステップで前進できれば」と語った。

会議には、米国や中国、ロシア、ウクライナなど29の協議国を中心に、44カ国から約400人が参加。各国の南極活動の透明性向上や、カナダ、ベラルーシ、トルコの協議国入りについても審議する。

開会式で国光文乃外務副大臣は「国際社会の分断と対立が深まる中でも、国際協力を進める決意を世界に示さなければならない」と訴えた。広島市の松井一実市長は「広島の地で南極地域を平和利用することの重要性を再確認してほしい」とエールを送った。

第48回南極条約協議国会議の開会式に臨む各国の参加者=12日午前、広島市中区第48回南極条約協議国会議の開会式に臨む各国の参加者=12日午前、広島市中区

南極条約会議の開会式後、記者会見する外務省の宇山秀樹担当大使(右)と同条約のベルグーニョ事務局長=12日、広島市中区南極条約会議の開会式後、記者会見する外務省の宇山秀樹担当大使(右)と同条約のベルグーニョ事務局長=12日、広島市中区

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