ニデック、品質不正の疑い=1000件超、無断で部材変更―「重く受け止め」、社長謝罪
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ニデックは13日、顧客の確認がないまま部材や工程、設計を変更するといった品質に関する不適切行為の疑いが判明したと発表した。不正の疑いは現時点で1000件超に上るといい、同社は外部の専門家で構成する調査委員会を同日付で設置。8月末をめどに全容解明を図る。
昨年来の不正会計問題を踏まえ、今年1月から実施した社内の「品質総点検」で判明した。製品の機能や安全性への影響は確認されていないとしているが、相次ぐ不正に信頼回復はさらに遠のいた。
東京都内で記者会見した岸田光哉社長は「品質は製造業の根幹。極めて重く受け止めている」と謝罪した。
同社によると、不正は2020年から25年にかけて、家電や車載、ITなどの部門で確認された。顧客に無断で部材や工程などを変更する行為が大半を占め、試験・検査データの不適切な取り扱いや、生産地の不適切表示などもあったという。岸田氏は「コストダウンを目的とした部材の変更も含まれる」と語った。
不正会計は昨年9月に発覚。第三者委員会が今年4月にまとめた最終報告書は、累計1607億円に上る純利益の水増しを認定したほか、創業者の永守重信氏による業績目標達成に向けた過度なプレッシャーなどを背景として指摘した。
岸田氏は今回の品質不正に関しても「同じ理由もあろうかと思う」と、永守氏による重圧も背景にあるとの考えを示した。その上で「調査委員会で答えを出してほしい」と述べた。
記者会見で頭を下げるニデックの岸田光哉社長(右から2人目)ら=13日午後、東京都千代田区
記者会見で発言するニデックの岸田光哉社長=13日午後、東京都千代田区
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