長期金利、上昇止まらず=財政悪化懸念で一時2.730%
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財政の悪化懸念やインフレ警戒感などを背景に、長期金利の上昇が止まらない。15日の東京債券市場で、長期金利の指標となる新発10年物国債の流通利回りは一時、2.730%に急上昇(債券価格は急落)した。日本相互証券によると、1997年5月以来、29年ぶりの高水準。
政府が2026年度補正予算案を編成する方向で検討に入り、高市政権による財政拡張が市場で改めて意識された。三井住友トラスト・アセットマネジメントの稲留克俊シニアストラテジストは「財政拡張への警戒感などを背景に、長期金利は年内に3%まで上昇する可能性がある」との見方を示した。
インフレ加速への警戒感も拍車を掛けた。ホルムズ海峡の実質封鎖が長期化するとの見方から、原油先物市場で米国産標準油種WTIは1バレル=100ドル超の高値圏で推移。金利の上昇圧力は世界的に強まっている。
10年物国債の利回りの変動を示すモニター=資料(AFP時事)
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