国産米への悪影響を懸念=「令和のコメ騒動」で民間輸入増―農業白書
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政府は29日の閣議で、2025年度の食料・農業・農村白書を決定した。「令和のコメ騒動」で、昨年5月に小売価格が前年同月比で約2倍まで高騰した結果、民間のコメ輸入が大幅に増加したことに懸念を表明。「この傾向が続けば、国産の主食用米の需要が減少し、国内生産に影響を及ぼす」と強調した。
価格高騰の要因については、農林水産省が需要の見通しを誤っていたことなどを挙げた。実際にはコメが不足し、備蓄米放出の判断の遅れにもつながったと分析。「卸売業者などの不安感を払拭できず、さらなる価格高騰につながった」と説明した。
また、化学肥料や飼料など海外からの輸入に依存する農業生産資材の安定供給についても言及。輸入価格の高騰や原料供給国からの輸出停滞などで「食料安全保障上のリスクが増大している」と警告した。国内資源の利用拡大や化学肥料の使用量の低減などが必要だと指摘した。
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