有識者会議、「持ち込ませず」見直しに慎重=非核三原則巡り、安保文書改定
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政府は8日、安全保障関連3文書の改定について議論する有識者会議(座長・佐々江賢一郎元駐米大使)の第2回会合を首相官邸で開いた。「外交力および防衛力」がテーマ。自衛隊制服組トップの経験者は、非核三原則のうち「持ち込ませず」の見直しを主張した。高市早苗首相の持論でもあるが、会議では慎重意見が優勢だったという。
山崎幸二元統合幕僚長は「核の脅威が現実化していく中、(米国による核の傘を含む)拡大抑止の一環として核抑止をどうするかは大きな論点になる」と発言した。会合後には記者団に「現代戦は軍事と非軍事の区別のない軍民融合の戦いになっていく」として、「自衛隊と民間が一体化して行動できる」法整備が必要だと指摘した。
これに対し、東野篤子筑波大教授は核抑止の重要性には同意しつつ、「非核三原則を変えるならそのための有識者会議を立ち上げるくらいの話だ。拙速に進めるべきではない」と強調。記者団に「3文書改定に絡めて議論すべきではない」との声が多かったとの認識を示した。
事務局の内閣官房によると、山崎氏の発言後、1人が「米国が必要と言った場合」に見直しの余地があると同調した一方、3人が慎重論を唱えた。非核三原則を「堅持すべきだ」と明確に述べた有識者はいなかった。
記者団の取材に応じる山崎幸二元統合幕僚長=8日午後、首相官邸
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