富山、石川に一時大雨特別警報=線状降水帯発生、河川氾濫や土砂崩れも―前線の影響、浸水など警戒

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能登半島付近は27日未明から前線の影響で大雨となり、気象庁は午前6時20分、富山県氷見市と石川県羽咋市、志賀町、宝達志水町、中能登町に警戒レベル5の大雨特別警報を発表した。両県では線状降水帯が断続的に発生し、5市町は「緊急安全確保」を発令した。大雨特別警報は午後4時20分に警報に切り替えられたが、28日にかけて再び大雨になる恐れがあり、同庁は土砂災害や河川の氾濫、低地の浸水に厳重に警戒するよう呼び掛けている。

富山県では10河川が氾濫し、氷見市で約1100戸が停電、38戸で断水も確認された。石川県では住宅の浸水被害が4市町で約110棟に上ったほか、土砂崩れなどの影響により2市町で194世帯が孤立した。両県で550人以上が避難所に身を寄せているが、いずれも、これまでに人的被害は確認されていない。

気象庁の細見卓也予報課長は朝の記者会見で、能登半島北部付近に延びる前線に向かい、南から暖かく湿った空気が太平洋側の高気圧の縁を回るようにして流れ込んだため、雨雲が予想以上に発達したと説明した。午後には同庁の永山隆治天気相談所長が会見し、28日にかけて前線が停滞し、活動が活発な状況が続くため「北陸地方を中心に、再び警報級の大雨となる恐れがある」と指摘した。

国土交通省の島本和仁河川環境課長は、13日の千葉豪雨の際、車が水没して死者が出たことを踏まえ、「浸水している所には入らないでほしい」と呼び掛けた。

氷見市では27日午後5時までの24時間雨量が361.5ミリ、羽咋市では342.5ミリ、宝達志水町では264.5ミリに上り、いずれも統計史上最多記録を更新した。

28日午後6時までの24時間予想雨量は多い所で、富山県180ミリ、新潟、石川両県150ミリ、福井県120ミリ。

豪雨の影響で氾濫した石川県羽咋市の飯山川=27日午前(羽咋市地域整備課のライブカメラより)豪雨の影響で氾濫した石川県羽咋市の飯山川=27日午前(羽咋市地域整備課のライブカメラより)

富山、石川両県で発生した線状降水帯(円内)=27日午前6時20分、気象庁ウェブサイトから富山、石川両県で発生した線状降水帯(円内)=27日午前6時20分、気象庁ウェブサイトから

大雨の影響で浸水した住宅内=27日午前8時半ごろ、富山県氷見市(住民提供)大雨の影響で浸水した住宅内=27日午前8時半ごろ、富山県氷見市(住民提供)

大雨の影響で冠水した道路を歩く人たち=27日午後、富山県氷見市大雨の影響で冠水した道路を歩く人たち=27日午後、富山県氷見市

大雨の影響で流されたボート=27日午後、富山県氷見市大雨の影響で流されたボート=27日午後、富山県氷見市

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