高市首相、ICC「一貫して支持」=米制裁には触れず―国連演説

政治・外交

【ニューヨーク時事】高市早苗首相は22日夜(日本時間23日午前)、米ニューヨークで開催中の国連総会で、就任後初の一般討論演説に臨んだ。トランプ米政権が圧力を強める国際刑事裁判所(ICC)について、日本として「一貫して支持」していることを強調。「法の支配に基づく、自由で開かれた国際秩序の維持・発展に貢献する」意向を表明した。ただ、米政権が赤根智子所長に制裁を科したことへの言及は避けた。

首相は国際情勢の緊迫化を踏まえた日本の取り組みとして、(1)供給網の強靱(きょうじん)化(2)平和・安定への連携強化(3)国際秩序の維持・発展―の3点を例示した。中東の湾岸諸国向けの経済・エネルギーの協力計画を策定していることを紹介。中国を念頭に「恣意(しい)的な輸出規制に対する懸念が強まっている」ことを指摘した。

核拡散防止条約(NPT)体制の維持・強化へ連帯も呼び掛けた。ロシアと北朝鮮の軍事協力強化を通じた核・ミサイル関連技術の拡散が懸念されるとして「インド・太平洋と欧州・大西洋の安全保障は不可分」と訴えた。

訪米前に取材に応じる高市早苗首相=21日、首相公邸訪米前に取材に応じる高市早苗首相=21日、首相公邸

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