作家の村上龍さん死去、74歳=「限りなく透明に近いブルー」
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「限りなく透明に近いブルー」「コインロッカー・ベイビーズ」などのベストセラーで知られる芥川賞作家の村上龍(むらかみ・りゅう、本名龍之助=りゅうのすけ)さんが17日、死去した。74歳だった。葬儀は近親者で済ませた。
1952年、長崎県佐世保市生まれ。武蔵野美術大在学中の76年、基地の町で暮らす若者を描いたデビュー作「限りなく―」で群像新人文学賞、芥川賞を受賞し、同作は約350万部のベストセラーになった。乳児遺棄事件をモチーフにした「コインロッカー―」で81年に野間文芸新人賞を受けた。
現代社会の閉塞(へいそく)感や脆弱(ぜいじゃく)性を見詰め、少数派に立たされた人々の孤独や怒りを緻密な文体で捉えた。98年に「イン ザ・ミソスープ」で読売文学賞、北朝鮮の軍事侵攻を描いた「半島を出よ」で2005年に野間文芸賞、毎日出版文化賞を受賞した。
テレビ番組「カンブリア宮殿」のメインインタビュアーを約20年にわたり務めたほか、子ども向けの仕事図鑑「13歳のハローワーク」(03年)もベストセラーになった。00~18年には芥川賞の選考委員を務めた。同時期にデビューした村上春樹さんと共に「ダブル村上」とも称された。
映像化された作品も多く、自伝的小説「69 sixty nine」は、李相日監督、妻夫木聡さん主演で映画化。自身が監督を務め、「限りなく―」「トパーズ」「KYOKO」などを映画化した。(了)
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