日本政府、邦人記者と領事面会=健康状態に問題なし―ロシア拘束

政治・外交

日本政府は26日夜、ロシア当局が「スパイ容疑」で拘束した北海道新聞記者について、26日に在ロシア日本大使館員による領事面会を実施したと発表した。健康状態には問題がないという。日本政府は「ロシア政府に対し、即時解放、人道的配慮、公正・公平な取り扱いを強く求めていく」としている。

ロシア連邦保安局(FSB)は13日、極東サハリン州で北海道新聞ユジノサハリンスク支局の男性記者を拘束したと発表。身柄はモスクワに移送され、裁判所が2カ月の勾留を認めていた。記者はモスクワ東部のレフォルトボ拘置所に勾留されている。

FSBは、記者がクリール諸島(北方領土と千島列島)からウクライナ侵攻に動員された兵士や志願兵の人数に関する情報を収集・保管していたと主張。スパイ罪は重罪で、有罪になれば最長20年の禁錮刑を科される恐れがある。

大使館の担当者は取材に対し、面会内容を明かさず、次回面会の見通しについては「予断を持って答えられない」と話した。

日ロ間の外交上の取り決めでは、領事面会の権利は拘束から4日以内に行使できると規定されているが、約2週間にわたり実現していなかった。

北海道新聞社は27日、「健康状態に問題がないと聞き、安堵(あんど)しています。引き続き、記者の安全確保と早期解放を最優先に対応していきます」とコメントした。

ロシア国旗(AFP時事)ロシア国旗(AFP時事)

[Copyright The Jiji Press, Ltd.]

時事通信ニュース