「不老長寿」は太古の昔からの人類の切なる願いだった。しかし、いざ人生100年時代が現実味を帯びてきた今、夢がかなう高揚感よりも、待ち受ける多くの課題に身のすくむ思いをしている人の方が多いのではないか。「生老病死」をテーマに作品を発表してきた写真家・大西成明が古希を迎え、自らの老いと真正面から向き合いながら、日本の超高齢化社会の現実に迫る。