• イグ・ノーベルの賢人たち : 日本人研究者の遊び心

    独創的でユーモアあふれる研究業績に贈られるイグノーベル賞を、日本人研究者が16年連続で受賞中だ。この輝かしい受賞歴を見る限り、日本の研究者には卓越した「遊び心」があるのかもしれない。なぜか受賞者には日本人が多く、「たまごっち」の開発で「人々の労働時間をペットの飼育に振り向けた」と評価され、経済学賞受賞の「バンダイ」社員や、「バウリンガル」の開発で「人と犬に平和をもたらした」との理由で平和賞を受賞したタカラ(現タカラトミー)社長(当時)などがよく知られている。これまでに日本人は28回、07年から16年連続で受賞している。