ポップカルチャーは世界をめぐる

ニッポンのゲーム37年史を学ぼう!

経済・ビジネス 文化

2012~13年のゲーム史の新たな軌跡を追加!世界のポップカルチャーに大きな影響を与えた数々のゲーム機。ファミコン登場前から現在まで、日本ゲーム史を彩ったハードとソフトを詳細年表で振り返る。

1975~82年 ファミコン前史

  アーケードゲーム黎明期

話題になったハードとソフト
赤字は本文中に登場したゲーム)
「 」はハードウェア、『 』はソフトウェアを示す

トピックス
青字はゲーム史の
注目トピックス)

1975年 エポック社『テレビテニス』発売 19500円
(以下、国内販売価格のみを表記)
日本初の家庭用テレビゲーム機。別名「ポンテニス」画面はモノクロ
タイトー『ウェスタンガン』(ACD:アーケード機) タテ型筐体ゲーム機
1976年 タイトー『ブロック崩し』(ACD) 米アタリ社の『ブレイクアウト』のライセンス製品。日本初のテーブル型筐体ゲーム機
1977年 任天堂「ゲーム15」発売 15000円 一台のゲーム機で15種類のゲームが楽しめた。「ゲーム6」は廉価版として機能を制限されいた
廉価版「ゲーム6」同時発売 9800円
1978年 タイトー『スペースインベーダー』(ACD) 空前のブームを巻き起こしたアーケードゲーム。この当時「ゲームセンター」のことを「インベーダーハウス」と呼んでいた
1979年 ナムコ『ギャラクシアン』(ACD) 『スペースインベーダー』の進化系ゲーム。敵が飛来し攻撃してくるのが斬新だった
1980年 タイトー『バルーンボンバー』(ACD) 浮遊する風船爆弾を大砲で撃ち落とすゲーム。失敗すると移動範囲を狭められる
ナムコ『パックマン』(ACD) ドットを食べるパックマンのキャラが大人気。80年代のミッキーマウスの別称もある
任天堂「ゲーム&ウォッチ」発売。携帯ゲーム。ローンチ・タイトルは『ボール』 国内累計1287万台 全世界累計4340万台の大ヒット商品となる
1981年
ナムコ『ギャラガ』(ACD) 『ギャラクシアン』の進化系ゲーム。のちに伝説のゲーム『ゼビウス』へと進化する
エポック社「カセットビジョン」発売 13500円 日本初のロム・カセット式ゲーム機。発売初年度に40万台を販売し83年に「ファミコン」が発売されるまで家庭用ゲームの代名詞だった
1982年 ナムコ『ポールポジション』(ACD)ナムコ製コクピット型大型筐体ゲーム機 セガ系・ナムコ系のゲームセンターがそれぞれ鎬を削っていた時代。似たようなゲーム・コンセプトを、それぞれの個性で大ヒットアーケード・ゲームに仕上げた
セガ『モナコGP』(ACD)セガ製コクピット型大型筐体ゲーム機
ナムコ『ディグダグ』(ACD)地中を掘ってモンスターを岩で潰すテーブル型ゲーム機
セガ『ペンゴ』(ACD)氷を滑らせモンスターを挟むゲーム機

*ゲーム機の形態が記されていない場合は、据置型ゲーム機

1983~93年 ファミコン全盛期

  1983~89年:ファミコン期〈8bit機〉
  1990~94年:スーファミ期〈16bit機〉

話題になったハードとソフト
赤字は本文中に登場したゲーム)
「 」はハードウェア、『 』はソフトウェアを示す

トピックス
青字はゲーム史の
注目トピックス)

1983年 任天堂「ファミリーコンピュータ(ファミコン)」発売 14800円
ローンチ・タイトルは『ドンキーコング』『ポパイ』『ドンキーコングJr.』
8ビットCPUを搭載したロム・カセット式ゲーム機。国内1935万台、全世界累計6291万台を販売。ゲームソフト総タイトル数1053本。市場シェア率95%の「ファミコン」は家庭用ゲームの代名詞となった
セガ「SG-1000」発売 15000円 奇しくも「ファミコン」と同日の7月15日に発売。「ファミコン」がサードパーティを合わせて多数のソフトを発売したのに対して、セガは自社ソフトのみの独自路線をとった
ナムコ『ゼビウス』(ACD) 『ギャラガ』の進化系ゲーム。シューティングゲーム発展の基礎となる世界観を構築
1984年 エポック社「スーパーカセットビジョン」発売 14600円 「ファミコン」登場前、家庭用ゲームの代名詞であった「カセットビジョン」の後継機。日本以外ではフランスでも販売された
1985年 任天堂『スーパーマリオブラザーズ』発売FC
(ファミコン)
国内681万本、全世界累計4024万本を販売。単一タイトルのゲームとしては世界一売れたソフトとして、ギネスブックにも記録されているゲーム

1986年

ナムコ『プロ野球ファミリースタジアム』発売 FC のちのプロ野球ゲームの雛形となるゲーム。85年のデータに基づきキャラ設定されているのでタイタンズ(モデルは阪神)がバカ強
エニックス『ドラゴンクエスト』発売 FC のちにシリーズ累計5700万本を販売するRPGの第一作「ファミコン」シェア拡大の牽引車となったキラーソフト
任天堂『ゼルダの伝説』発売
FCDS(ファミコン・ディスクシステム)
「ファミコン」の機能拡張であるディスクシステムで販売されたローンチ・タイトル
1987年 任天堂『リンクの冒険』発売 FCDS 『ゼルダの伝説』第二作のソフト。横スクロール・アクションゲーム
エニックス『ドラゴンクエスト II  悪霊の神々』発売 FC 第一作目の人気もあり、発売早々に売り切れとなった大人気RPGの第二作。累計販売数241万本
スクウェア『ファイナルファンタジー』発売 FC 『ドラクエ』と人気を二分する大人気RPG第一作。発売元のスクエアはのちにエニックスと合併しスクエア・エニックスとなる
NEC「PCエンジン」発売 24800円 ローンチ・タイトルは『上海』『ビックリマンワールド』発売はハドソン 「カセットビジョン」をOEMしていたNECがハード業界に参入。ソフト供給はハドソンが主に担当。「コアエンジン」構想としてCDロムなどの拡張機能のあるモジュラーを次々と発売した
1988年 ハドソン『R-TYPE』発売 HE(PCエンジンHuカード) アーケード人気シューティング・ゲームの移植作。このゲームをプレイするために「PCエンジン」を購入する人も多かった
セガ「メガドライブ」発売 21000円
ローンチ・タイトルは『スペースハリアー II 』『スーパーサンダーブレード』発売はセガ
ポスト「ファミコン」を狙った16ビット・ゲーム機。『PCエンジン』と同じくCDロムの拡張モジュラーも発売し、全世界累計2000万台を販売し、任天堂の牙城に迫ったセガ製家庭用ゲーム機。ゲームソフト総タイトル数554本
エニックス『ドラゴンクエスト III そして伝説へ』発売 FC 発売日前夜、量販店前に徹夜で並んで購入するという社会現象を引き起こしたソフト。累計販売本数380万本
1989年 セガ『スーパー大戦略』発売 メガドライブ(MD) PCゲームの傑作戦略シミュレーション・ゲームの移植作。いまだにプレイしている人もいるという噂も……
ヒューマン『F1トリプルバトル』発売 HE 疑似3Dのレースゲームの基礎を作ったソフト。F1ブームの最中に作られた傑作レースゲーム
任天堂「ゲームボーイ」発売 12800円 (携帯ゲーム機)
ローンチ・タイトルは『スーパマリオランド』『アレイウェイ』『役満』『ベースボール』
国内3243万台 全世界累計1億1800万台。「ゲーム&ウオッチ」の後継機としてロム・カセット方式の携帯ゲームを発売。モノクロ液晶画面。最高売り上げソフトは89年発売の『テトリス』424万本
1990年 任天堂「スーパーファミコン」発売 25000円
ローンチ・タイトルは『スーパーマリオワールド』『F-ZERO』
「ファミコン」の16ビット後継機。国内1717万台 全世界累計4910万台を販売。'00年までのゲームソフト総タイトル数1388本
SNK「ネオジオ」発売 58000円
ローンチ・タイトルは『NAMー1975』 『ベースボールスターズプロフェッショナル』『麻雀狂列伝ー西日本編』『マジシャンロード』
アーケードゲームで人気のSNKが家庭用ゲーム機をリリース。アーケードゲームを家庭用ゲーム機に移植する嚆矢となった
セガ「ゲームギア」発売 19800円 (携帯ゲーム機)
ローンチ・タイトルは『コラムス』『ペンゴ』『スーパーモナコGP』
セガが発売したカラー液晶搭載の携帯ゲーム機。国内178万台 全世界累計1043万台を販売
NEC「PCエンジンGT」発売 44800円 (携帯ゲーム機)
ソフトは専用ではなく、PCエンジン用Huカードをそのまま使用出来た
カラー液晶搭載で、テレビチューナーを装着することでテレビ放送を受信することも出来た
1991年 『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』SFC(スーパーファミコン) 国内116万本 全世界累計461万本のヒット作
スクウェア『ファイナルファンタジーIV 』発売 SFC 累計144万本を販売し、SFC初期の牽引ソフトとなった
1992年 任天堂『スーパーマリオカート』 SFC 国内382万本 全世界累計876万本の大ヒット作。「ファミコン」に続き「SFC」地位を盤石にしたゲーム
エニックス『ドラゴンクエスト V 天空の花嫁』発売 SFC 国内販売280万本の大ヒットRPG
スクウェア『ファイナルファンタジー V 』発売 SFC 国内販売245万本と『ドラクエ』に並ぶ大ヒットRPGとなる
1993年 任天堂『ゼルダの伝説 夢をみる島』発売 GB(ゲームボーイ) 『ゼルダの伝説』GB専用ソフト。国内54万本 全世界累計383万本のヒット作
光栄『信長の野望 覇王伝』発売 SFC パソコンゲームで定評のある「信長の野望」シリーズ第5作の移植作。 価格は驚愕の12800円

*ゲーム機の形態が記されていない場合は、据置型ゲーム機

1994~99年 次世代機(32bit機~64bit機)競争時代

話題になったハードとソフト
赤字は本文中に登場したゲーム)
「 」はハードウェア、『 』はソフトウェアを示す

トピックス
青字はゲーム史の
注目トピックス)

1994年 パナソニック「3DO REAL」発売 79800円
ローンチ・タイトルは『ウルトラマンパワード』バンダイ『チキチキマシン猛レース』フューチャーパイレーツ『ペブルビーチの波濤』T&Eソフトなど6本
米企業エレクトロニック・アーツが企画、パナソニックが製作した32ビット次世代ゲーム機第一号。あまりの高価格に普及せず
セガ「セガサターン」発売 44800円
ローンチ・タイトルは『バーチャファイター』『ワンチャイコネクション』セガ『MYST』サンソフトなどの5本
「メガドライブ」の後継次世代ゲーム機。国内580万台。全世界累計876万台。高コストのため、次世代ゲーム機競争に勝ち残れなかった。総タイトル数1057本
SCE「プレイステーション」発売 39800円
ローンチ・タイトルは『リッジレーサー』ナムコ『A列車で行こう4』アートディンク『麻雀ステーションMAZIN』サン電子など9本
次世代ゲーム機競争に、ソニーが参戦。国内1740万台 全世界累計1億249万台を販売。総タイトル数4324本
コナミ『ときめきメモリアル』発売 PCエンジンスーパーCDロムロム 恋愛シミュレーションゲームの代名詞となった作品
光栄『アンジェリーク』発売 SFC 女性向け恋愛シミュレーションゲームも発売された
アスキー『ダービースタリオン II 』発売 SFC 大ブームとなった競走馬育成シミュレーション・ゲーム
  次世代ゲーム機が発売されたこの年、SFC最多の370本のタイトルが発売された
1995年 任天堂「バーチャルボーイ」発売 15000円
ローンチ・タイトルは『マリオズテニス』『テレロボクサー』
任天堂『レッドアラーム』T&Eソフトなどの5本
ヘッドアップディスプレイのように覗き込んでプレイする
3Dゲーム機。モノクロ画面のため、高性能な次世代機ブームの影に隠れた。全世界累計126万台。 総タイトル数19本
ナムコ『エースコンバット』発売 PS(プレイステーション) 累計223万本を販売。「PS」得意の3Dポリゴン機能を発揮したフライトシューティング・ゲーム
アクレイム・ジャパン『Dの食卓』発売 SS(セガサターン) 「3DO REAL」から移植されたインタラクティブ・シネマ。全世界累計100万本
セガ『セガラリーチャンピオンシップ』発売 SS 人気アーケードゲームの移植作。セガのキラーソフト
セガ『バーチャファイター2』発売 SS 国内170万本の「SS」最高売上タイトル
1996年 カプコン『バイオハザード』発売 PS 口コミで面白さが伝わり、最終的には国内119万本のヒットとなったホラーアクションアドベンチャー・ゲームその後、様々な家庭用ゲーム機に移植された
ナムコ『鉄拳2』発売 PS 「PS」で初めてミリオンヒット(100万本以上の販売)となったタイトル
SCE『パラッパラッパー』発売 PS 国内94万本のヒットとなった音楽ゲーム
セガ『NiGHTS』発売 SS セガ社内のソニックチーム制作のアクション・ゲーム
セガ『サクラ大戦』発売 SS アニメや舞台にもなったメディアミックス作品
任天堂「NINTENDO64」発売 25000円
ローンチ・タイトルは『スーパーマリオ64』『パイロットウイングス64』任天堂『最強羽生将棋』セタ
次世代ゲーム機最後発となった任天堂は64ビット機を投入したが、開発の難しさにサードパーティの参加が少なく苦戦。国内554万台 全世界累計3292万台 総タイトル数208本
任天堂『マリオカート64』発売 N64(NINTENDO64) 国内224万本 全世界累計987万本の「N64」国内最高売上ソフト(全世界累計では『スーパーマリオ64』の1189万本)
バンダイ「ピピン@」発売 49800円 モデム搭載でダイヤルアップ接続の出来るマルチメディア機として、バンダイとアップル・コンピュータが共同開発。ゲームソフトとしては『ガンダム』系のシミュレーション・ゲームが多かった
1997年 SCE『IQ』発売 PS 国内75万本を販売したパズルゲーム
ビクターインタラクティブ『トゥームレイダース』発売 SS PS 「SS(1月)」と「PS(2月」でほぼ同時に発売されたマルチプラットフォームの嚆矢となった海外制作の超難易度3Dアクション・ゲーム
SCE『みんなのGOLF』発売 PS 国内117万本のヒットなったゴルフゲーム
SCE『グランツーリスモ』発売 PS 国内218万本の大ヒットとなったドライビング・シュミレータ
スクウェア『ファイナルファンタジー VII 』発売 PS 国内328万本の大ヒットとなったRPG
タイトー『電車でGO!』発売 PS アーケード大人気ゲームの移植作。専用コントローラも発売された。国内102万本のヒット作
1998年 カプコン『バイオハザード2』発売 PS 国内228万本 全世界累計582万本の大ヒット作
コナミ『メタルギアソリッド』発売 PS 国内75万本 全世界累計559万本のステルス・ゲーム(戦略諜報アクションゲーム)
任天堂「ゲームボーイカラー」発売 8900円(携帯ゲーム機)
ローンチ・タイトルは『テトリスDX』『ワリオランド2』任天堂『グローカルヘキサイト』NECインターチャネル
カラー液晶搭載の『GB』上位互換機。国内2007万台 全世界累計6957万台
任天堂『ゼルダの伝説 時のオカリナ』発売 N64 国内114万本 全世界累計760万本のヒット作
セガ「ドリームキャスト」発売 29900円
ローンチ・タイトルは『ゴジラ・ジェネレーションズ』『バーチャファイター3tb』セガ『ペンペントライアイスロン』ゼネラル・エンタテインメント『July』フォーティファイブ
湯川専務を起用した自虐CMで話題になった。CDロムより大容量の1GB・GDロムをメディアとして、32ビットCPUを同時に4つ演算させる能力から、128ビット相当の能力を持つ起死回生の第三世代ゲーム機として登場したが、不発。国内225万台 全世界累計1045万台。総タイトル数449本
SNK「ネオジオポケット」発売 7800円(携帯ゲーム機)
ローンチソフトは『キングオブファイターズR-1』『ネオジオカップ’98』『ベースボールスターズ』SNKなどの6本
携帯出来る「ネオジオ」としてマニアックなゲーム機を標榜。搭載液晶はモノクロで、カラー液晶搭載は99年発売。小型化した「Newネオジオポケットカラー」も発売された
1999年 スクウェア『ファイナルファンタジー VIII 』発売 PS 国内369万本 全世界累計804万本の大ヒットRPG
セガ『シーマン』発売 DC(ドリームキャスト) 音声認識機能を使ったペット育成シミュレーション・ゲーム。不気味なキャラが人気になり、「DC」歴代最高売上ソフトになった
バンダイ「ワンダースワン」発売 4800円(携帯ゲーム機)
ローンチ・タイトルは『GUNPEY』『チョコボの不思議なダンジョン』バンダイ『電車でGO!』タイトー『新日本プロレスリング闘魂烈伝』トミー
任天堂の「GB」を開発した横井軍平氏が開発に関わった新規参入の携帯ゲーム機。累計販売台数350万台。総タイトル数197本
SCE『グランツーリスモ2』発売 PS 国内171万本 全世界累計937本の大ヒット作
  「PS」の後継機『プレイステーション2』が発売される前年の99年は、「PS」最多の627本のタイトルが発売された

*ゲーム機の形態が記されていない場合は、据置型ゲーム機

2000~05年 プレステ黄金時代

  第三世代ゲーム機競争時代

話題になったハードとソフト
赤字は本文中に登場したゲーム)
「 」はハードウェア、『 』はソフトウェアを示す

トピックス
青字はゲーム史の
注目トピックス)

2000年 SCE「プレイステーション2」発売 39800円
ローンチ・タイトルは『A列車で行こう6』アートディンク『リッジレーサー V 』ナムコ『ストリートファイター EX3』などの10本
「PS」の後継機は上位互換機としてリリース。メディアはDVDを使用することでDVDプレイヤーとして視聴することも出来た。このふたつのアドバンテージで、「PS2」は第三世代ゲーム機の王座についた。国内2190万台全世界累計1億5000万台。総タイトル数2270本
エニックス『ドラゴンクエスト VII エデンの戦士たち』発売 PS 「PS2」発売後の「PS」ソフトにもかかわらず国内417万本の販売は「PS」歴代最高売上記録
任天堂『ゼルダの伝説 ムジュラの仮面』 N64 国内60万本 全世界累計383万本のヒット作
セガ『ファンシースターオンライン』発売 DS 「DS」のモデム機能を使ったオンラインゲームの先駆け。社会的な通信環境インフラの不備から、早すぎたオンラインゲームとなった
2001年 SCE『グランツーリスモ3』発売 PS2(プレイステーション2) 国内143万本 全世界累計1400万本の大ヒットで、初期「PS2」の普及の牽引車となったソフト
スクウェア『ファイナルファンタジー X 』発売 PS2 国内265万本 全世界累計800万本の大ヒットで国内の「PS2」の優位を決定的にしたソフト
任天堂「ゲームボーイアドバンス」発売 8800円(携帯ゲーム機)
ローンチ・タイトルは『F-ZERO FOR GAMEBOY ADVANCE』『くるくるくるりん』『スーパーマリオアドバンス』
32ビットの新型携帯ゲーム機。国内1696万台 全世界累計8147台 総タイトル数1981本
任天堂『マリオカートアドバンス』発売GBA(ゲームボーイアドバンス) 国内92万本は「GBA」ソフト最高売上のヒット作
任天堂「ゲームキューブ」発売 25000円
ローンチ・タイトルは『ウェーブレース ブルーストーム』『ルイージマンション』任天堂『スーパーモンキーボール』セガ
パナソニックと共同開発した光ディスクをメディアに使用。国内404万台 全世界累計2174万台 総タイトル数282本。開発環境を考慮したが、時すでに遅かった
任天堂『大乱闘スマッシュブラザーズDX』発売GC(ゲームキューブ) 国内151万本のヒット作
任天堂『ピクミン』発売 GC 国内163万本のヒット作
2002年 マイクロソフト「Xbox」発売 34800円
ローンチ・タイトルは『幻魔 鬼武者』カプコン『信長の野望 嵐世紀』コーエー『天空』マイクロソフトなどの12本
ゲーム機業界にマイクロソフトが参入。日本では苦戦したが、世界的にはゲーム機業界への橋頭堡を築いた
カプコン『鉄騎』発売 Xbox 驚愕必至の重量級巨大コントローラ同梱ソフト
2003年 任天堂『ゼルダの伝説 神々のトライフォース&4つの剣』 GBA  
2004年 スクウェア・エニックス『ドラゴンクエスト VIII 空と海と大地と呪われし姫君』PS2発売 国内361万本は「PS2」国内最高売上。全世界累計472万本
任天堂「ニンテンドーDS」発売 15000円(携帯ゲーム機)
ローンチ・タイトルは『スーパーマリオ64DS』任天堂など
上下2段のスクリーンを持つ新型携帯ゲーム機。「GBA」ソフトとの互換性もある
SCE「プレイステーション・ポータブル」発売20790円(携帯ゲーム機)
ローンチ・タイトルは『みんなのGOLFポータブル』SCE『リッジレーサーズ』ナムコ『ルミナス』バンダイなどの6本
アドホック通信機能を備えた携帯ゲームをソニーが新開発。国内1700万台 全世界累計7000万台(11年現在)
2005年 マイクロソフト「Xbox360」発売
ローンチ・タイトルは『リッジレーサー6』ナムコ
『ニード・フォー・スピード・モスト・ウォンテッド』エレクトロニック・アーツ『パーフェクトダークゼロ』マイクロソフトなどの6本
通信機能とハードディスクを搭載した「Xbox」の後継機

*ゲーム機の形態が記されていない場合は、据置型ゲーム機

2006~13年 ネット対応型ゲーム機競争時代

話題になったハードとソフト
赤字は本文中に登場したゲーム)
「 」はハードウェア、『 』はソフトウェアを示す

トピックス
青字はゲーム史の
注目トピックス)

2006年 任天堂「Wii」発売
ローンチ・タイトルは『Wii Sports』『おどるメイドインワリオ』『セルダの伝説 トワイライトプリンセス』任天堂など
長らく低迷していた据え置きゲーム機で復活した任天堂。ターゲットをゲーム初心者にしぼり、新たなコンセプトによるコントローラを設計するなど、画期的なゲーム機となった。国内1151万台 全世界累計8061万台(11年現在)
任天堂「ニンテンドーDSLite」発売(携帯ゲーム機)ソフトは「DS」と共通 小型化した「DSLite」を発売。DSシリーズは国内3276万台 全世界累計1億4642万台(11年現在)
任天堂『Newスーパーマリオブラザース』発売 DS 国内614万本 全世界累計2688万本(11年現在)
SCE「プレイステーション3」発売
ローンチ・タイトルは『RESISTANCE』『GENJI』SCE
『リッジレーサー7』バンダイナムコなど
通信機能とハードディスクを内蔵した「PS2」の後継機。ソニー製のゲーム機らしく、ブルーレイ・ディスク再生機能がついている。
2007年 カプコン『モンスターハンターポータブル2nd』発売。プレイステーション・ポータブル(PSP) アドホック機能を使った通信協力プレイが大ブレイク。国内172万本 全世界累計230万本(11年現在)「PSP」のキラーコンテンツとなった
2008年 SCE「プレイステーション・ポータブル3000」発売(携帯ゲーム機)ソフトは「PSP」と共通 最初に発売されたPSP-1000から07年にPSP-2000(19800円)に進化。さらにこの年、PSP-3000(16800円)に
2009年 コナミ『ラブプラス』発売 DS 恋愛シミュレーションの代名詞となった「ときメモ」のコナミがリリース。「DS」内蔵時計により、リアルなデート・スケジュールが話題を呼んだ
スクウェア・エニックス『ドラゴンクエスト IX 星空の守り人』発売 DS 『ドラクエ』の最新版は据え置き機から携帯機にプラットフォームを変えた。国内432万本 全世界累計537万本(11年現在)
SCE「プレイステーション・ポータブルgo」発売 26800円

「PSP」からUMDを省いた、ダウンロード専用機。「PSP-3000」と併売されていた

2010年 カプコン『モンスターハンターポータブル3rd』発売 PSP 「PSP」のキラーコンテンツ。発売とともに「PSP」本体も売り切れ続出。国内415万本 全世界累計905万本(11年現在)
2011年 任天堂「ニンテンドー3DS」発売 (携帯ゲーム機)
ローンチ・タイトルは『戦国無双Chronicle』コーエー『リッジレーサー3D』バンダイナムコゲームス『Nintendogs+Cats』任天堂ほか10本
視差バリア方式液晶で裸眼で3D効果が得られる携帯ゲーム機
SCE「プレイステーション・ポータブルVita」発表 SCEは次世代「PSP」を発売することを発表した。ソフトはダウンロード販売のみ
2012年 任天堂「Wii U」発売
日本でのローンチソフトは『アサシンクリードIII』ユービーアイソフト『忍者外伝3: Razor’s Edge』コーエーテクモゲームス『NewスーパーマリオブラザーズU』任天堂ほか11本
「Wii」の後継機として登場した「Wii U」は従来の据え置き型タイプではなく、6.2インチ液晶画面を搭載したホームコンソール型ハードとなった。パッドに搭載された液晶画面とテレビのダブルディスプレイシステムは新しいゲームの可能性を感じさせる

SNK「Neo Geo X」発売
『餓狼伝説』『メタルスラッグ』SNKのソフト20本をアプリケーションとして搭載

SNKプレイモアUSAと北米ゲームメーカーTommoの共同開発で発売された携帯ゲーム機。内蔵アプリケーションとして過去のSNK歴代ソフトを搭載。だが開発会社同士のライセンス問題により、今後も本機用ゲームソフトが継続発売されるかは不明
任天堂「3DS LL」発売 従来の「ニンテンドー3DS」の液晶サイズを拡大。視認性は向上したが、携帯性が犠牲になった。そのため従来の「3DS」の後継機とはならずに併行販売されている
株式会社ポケモン&コーエーテクモゲームス『ポケモン+ノブナガの野望』発売 DS 任天堂の看板ソフト『ポケモン』とコーエーの看板ソフト『信長の野望』のコラボレーション。日本国内で341.000本 を販売
2013年 スクエア・エニックス『ファイナルファンタジー XIV: 新生エオルゼア』発売 PS3 、PC 『FF』シリーズ初のPC(WINDOWS)をプラットフォームとした旧版を2010年に発売したが、サービス体制の不備から運営体制を一新。2年の歳月をかけて、史上最も成功を収めることになる大規模多人数同時参加型オンラインゲームを開発した。9月の発売当初、あまりに多くのプレイヤーがアクセスしたために、サーバーへの接続問題が発生した
SCE新型「PS Vita」発売 従来のPCH-1000にかわり、PCH-2000が発売された。薄型軽量化され、バッテリー持続時間が長くなった。有機EL液晶をではなく通常の液晶を使用することにより低価格化、より一層の普及を目指すモデル
SCE「PlayStation 4」を北米と欧州で先行発売(日本での発売予定は2014年2月22日) ハードウェアとして次世代ゲーム機では最高性能を誇る。競合ゲーム機であるXbox Oneと同様、音声認識を採用しているが、最大の特長はグラフィック性能の向上とネットワーク機能の強化、そして開発環境の強化である
マイクロソフト「Xbox One」発売 Xbox 360の次世代機種。家庭におけるAVエンターテインメント ・センターとしての機能に一層力を入れている。ユーザの動きや音声を認識するMicrosoft の周辺機器の新型Kinect を必ず1台同梱している

*ゲーム機の形態が記されていない場合は、据置型ゲーム機

年表作成:ハービー吉村

ゲーム ソニー ファミコン