日本のロボットは人に寄り添う

【動画】ロボット「ペッパー」 初めてのファッションショー

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ソフトバンクロボティクスは、人型ロボット「Pepper(ペッパー)」に着用させる衣服のデザインコンテストを初めて実施し、150の応募作品の中から優秀作を発表した。

コンテストは「Tokyo Pepper Collection 2017」と題され、ファッションショー形式の最終審査が2月9日に東京都港区の虎ノ門ヒルズで行われた。「ランウェー」には、保育士、空港コンシェルジュ、旅館従業員、看護師、工事現場作業員をイメージした服装のペッパーが登場。5作品のうち、空港コンシェルジュがグランプリ、看護師が審査員特別賞に選ばれた。

同社は昨年、ペッパーの動作に影響を与えないように可動性や放熱性を工夫した服と装飾用ステッカーを注文できるサービスを開始した。制服メーカー、ボンユニ福岡(福岡市)が製造する「ロボユニ」は、日産自動車やみずほ銀行などに導入されたペッパーの制服に採用されている。今回のグランプリ作も商品化の予定だ。

ソフトバンクロボティクスの蓮実一隆・コンテンツマーケティング本部長は「最初はロボットが服を着るなんてとバカにしていたが、顔が全て同じペッパーを区別するのに大切だと気付いた」と話し、今後もコンテストを続ける意向を示した。

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