日本のオリンピック

2012年7～8月、英国ロンドンで開催された第30回夏季オリンピック競技大会で、日本選手団は13競技で38個（金7・銀14・銅17）のメダルを獲得した。これまでの最高だった2004年アテネ大会の10競技37個を上回る歴代1位の成績。

今大会は1912年、ストックホルム大会に初めて日本選手団を派遣してから100年目にあたる。また、ロンドン大会最終日の8月12日に行われたレスリング男子フリースタイル66kg級で米満達弘選手が獲得した金メダルは、1920年アントワープ大会の男子テニスで初めて銀メダルを獲得してからちょうど400個目。日本にとっては節目の大会となった。

また、今大会ではこれまで日本の“お家芸”とされてきた競技以外での躍進も目立ったが、背景には、2008年から活用されている味の素ナショナルトレーニングセンター（NTC＝東京北区）の存在があったといわれる。

現在、東京都は2020年のオリンピック・パラリンピック招致を目指しており、今大会の日本選手団の活躍で国内も盛り上がりを見せており、招致活動に弾みがつきそうだ。

日本選手団ロンドンオリンピックの結果

7人の金メダリスト

村田　諒太（ボクシング男子ミドル75㎏級）
内村　航平（体操男子個人総合）
小原　日登美（レスリング女子フリースタイル48㎏級）
伊調　馨（レスリング女子フリースタイル63㎏級）3大会連続
吉田　沙保里（レスリング女子フリースタイル55㎏級）3大会連続
米満　達弘（レスリング男子フリースタイル66㎏級）
松本　薫（柔道女子57㎏級）

過去の夏季大会の成績