怖いは楽しい—ようこそ、日本の怪異の世界へ

20年前の恐怖の因縁、『赤ん坊地獄』が待っている

文化

霊界での恐怖のひと時で、夏の暑さを忘れよう。いざ、お化け屋敷へ。

東京ドームシティ アトラクションズ(旧・後楽園ゆうえんち)では、25年間にわたり、毎年、五味弘文氏が夏期限定のお化け屋敷をプロデュースしている。これまで開催されたお化け屋敷のポスターをずらりと並べただけで、十分に怖い…が、なぜか人は恐怖を楽しみたいという、不思議な性癖があるらしい。

この夏開催の期間限定のお化け屋敷は『赤ん坊地獄』(7月15日~9月25日)。五味氏が20年前にプロデュースした日本初の “ミッション型” の『赤ん坊地獄』の2016年版だ。今から20年前、霊界の男と人間の女が結ばれて一人の女の子が生まれた。魔界の魑魅魍魎(ちみもうりょう)からその子を救い出し、母親に届けるのがそのミッションだった。その赤ん坊がこの夏成人、今度はその娘の生んだ赤ん坊が霊界にさらわれてしまう。

さあ、勇気を振り絞って、赤ん坊を取り戻すために霊界に足を踏みいれてみては?

恐怖の予習として、これまで五味氏が東京ドームシティ アトラクションズでプロデュースした “作品” のポスターを眺めて心の準備をしておこう。

 お化け屋敷プロデューサーの “恐怖のギャラリー”

2016年版 『赤ん坊地獄』

1996年夏 “元祖”『赤ん坊地獄』

2000年夏 『恐怖の手錠地獄』 手錠につながれて進むお化け屋敷

2001年夏 『呪いの椅子』 死の椅子に座らされた者を救い出す.

2007年夏 『闇の歯科病棟』 死体の口の中をのぞいて進む

2010年夏 『足刈りの家』 靴を脱いで歩いていると、「足をちょうだい…」という声がする

2013年夏 『呪い歯』 死んだ絵美子の口から呪いの黒い歯を抜かなくては…

2014年夏 『恐怖のかくれんぼ屋敷』 かくれんぼしている殺された子供の霊を探し出す

2015年夏 『呪い指輪の家』 ヒロイン鮎子の折れた指に指輪をはめてあげなくては…

さあ、霊界へ進もう

さまざまな霊が襲いかかってくる霊界に行く前に、もう少し予習がしたいなら、先遣隊(せんけんたい)のプレビュー動画を見てみよう。

ちなみに、昼と夜では、『赤ん坊地獄』の恐怖のレベルが違うとのこと。夜バージョンの演出は一段と怖いそうなので、要注意。

【『赤ん坊地獄』開催概要】

開催期間:2016年7月15日(金)~9月25日(日)
開催時間:[絶叫篇]10:00~16:00 [超・絶叫篇]17:00~22:00
*8/11 (木・祝)~15(月)は9:30 開園
*7/15(金)および9/1(木)以降は21:00閉園
開催場所:東京ドームシティ アトラクションズ
入場規定:6歳以上
公式サイト:http://akanbozigoku.com/

映像撮影・編集=大谷 清英(ニッポンドットコム編集部)

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