伊藤が中国若手破り初優勝=男子の14歳張本も-卓球ジャパンオープン荻村杯

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卓球のワールドツアー、ジャパンオープン荻村杯最終日は10日、北九州市立総合体育館で行われ、女子シングルスで伊藤美誠(17、スターツ)が決勝で中国若手のホープ、王曼昱(19)に4-2で競り勝った。男子シングルスでは張本智和(14、エリートアカデミー)が決勝でロンドン五輪金メダルの張継科(30)を4-3で破り、男女とも中国勢に勝って初制覇した。

荻村杯のシングルスで日本選手が優勝したのは、女子では2013年の福原愛(ANA)以来2人目。男子は5年ぶり4人目。

男子シングルスで優勝を決め、喜ぶ張本智和=2018年6月10日、北九州市立総合体育館(時事)

伊藤は準決勝でも中国の強豪陳幸同を3ゲームとられた後に4ゲーム連取する粘り強さをみせて決勝に進出。決勝では相手のミスを誘って2ゲームを先取し第3ゲームを取り返されても崩れることなく初優勝を果たした。一方、張本も準々決勝でリオ五輪王者馬竜という難敵を倒す堂々の勝ちっぷり。決勝では張に2ゲーム先取されたが第3ゲームから徐々に盛り返し、最終ゲームは一進一退の攻防を制した。

ジャパンオープンは1989年にスタート。国際卓球連盟(ITTF)会長を務めた故荻村伊智朗氏の功績を称え、95年に「荻村杯」が冠された。

文: 編集部

バナー写真:女子シングルス優勝の伊藤美誠=2018年6月10日、北九州市立総合体育館 (時事)

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