ニッポンの城

【日本100名城®】福島県・白河小峰城

歴史

白河小峰城は、東北地方の入り口として「白河の関」が設けられた古くからの要衝に築かれた。建物は失われていたが、1991年に三重櫓が江戸時代の絵図に忠実に再現され、復元ブームの先駆けとなった。

福島県・白河小峰城

城の復元ブームの先駆けとなった名城

白河小峰城は、14世紀中ごろの武将、結城親朝が東北地方の入り口に設けられた関所「白河の関」を守るために城を構えたのが始まり。1632年に徳川幕府から命じられて城主となった丹羽長重が大規模な改修を行った。1968年の戊辰戦争では二本松城や会津若松城と同様に旧幕府軍に就き、激戦となった白河口の戦いで落城した。このとき櫓や門など城を構成する建物は焼失したが、白河市が1980年代から発掘調査と江戸時代の絵図を基に伝統工法による復元を計画。1991年に三重櫓、1994年に前御門が完成した。白河小峰城の復元以降、全国各地で伝統工法による城の復元が増加している。

福島県の城

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バナー画像:白河小峰城(PIXTA)

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