Kawaii文化の新しいかたち「うんこミュージアム」:世代や国境を超えて誰もがハマる体験型スポット
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前代未聞「うんこ」のテーマパーク
「こんにちうんこ!」
8月1日に横浜市中区に開設したばかりの「うんこミュージアム YOKOHAMA BAY」のエントランスで、スタッフが笑顔で来場者を出迎えた。常設では東京、名古屋、沖縄に次ぐ4番目であり、2019年3月に期間限定イベントとして初開催した「発祥の地」横浜へのがい旋となった。
その誕生以来、「うんこミュージアム」はインパクト抜群の名称と、イメージを覆すポップなビジュアルが話題を呼び、ファミリーをはじめ友人同士やカップルなど幅広い世代へとファンを拡大。国内外8カ所での期間限定のイベントを含め、26年7月には累計来場者数300万人を突破した。インバウンドの人気スポットとなり、その勢いはとどまるところを知らない。
会場に足を踏み入れてみると、ピンクの壁とポップな照明で彩られ、汚い、恥ずかしいというイメージは皆無でワクワク感が高まる。最初の部屋「MY UNKO MAKER(マイうんこメーカー)」は便器のようなオブジェが並び、座っていきむとプラスチック製の「マイうんこ」が現れる。棒に刺して持ち歩くことができて、場内を一緒に巡る相棒のような存在となる。

「うんこミュージアム YOKOHAMA BAY」では、横浜の風景と世界の言葉をあしらったネオンサインが出迎える
「マイうんこメーカー」体験の後は、パステルカラーで彩られたメインホールへ。火山が柔らかなうんこ形カラーボールを噴き出す「うんこLOVEボルケーノ」や、うんこ形スイーツだらけの豪華なティールーム「プリっとプリンセス」など、うんこをモチーフにしたオブジェが所狭しと並ぶ。「うんこLOVE」というコンセプトの通り、どこを切り取っても、うんこ愛があふれるフォトジェニックな空間だ。

鏡張りの部屋に無数の光るうんこが浮かぶ「うんこLOVEギャラクシー」
順番待ち覚悟で体験したいのが、プロジェクションマッピングやセンサー技術を活用したアトラクションだ。壁や床に浮かび上がるうんこたちを踏んだり運んだりして遊ぶ仕掛けに、子どもたちは大はしゃぎする。
大人にも人気なのが、アーケードゲーム風の「クソゲー」体験コーナー。襲い来るうんこを迎撃したり、便器でキャッチしたりとシンプルな内容ながら、絶妙なクオリティーと難易度がクセになる。
最初は恥ずかしがりながら参加していた子も、気付けば「ナイスうんこ!」「ありがとうんこ!」と笑顔で声を掛け合うだろう。普段は目を背けたい存在も、ここではキュートに感じられるはずだ。

グチャッとつぶれて気分爽快な「Hop! Step! Jumpoo! NEO」

撮影スポット「U.G.A (Unko Graffiti Art)」と、デジタルの便器をキャンバスにして落書きする「えがけ!みんなのうんこ」
「うんこ」は日本のポップカルチャー!?
言葉が分からなくても直感的に楽しめることから、「うんこミュージアム」は外国人受けも抜群だ。期間限定で展開した中国・上海、オーストラリア・メルボルンでも好評を博し、英国紙『ガーディアン』が「排便というテーマを“Kawaii”で包んだインスタ映え空間」と紹介するなど、海外でも面白スポットとして注目を集めている。
とぐろを巻いたうんこのフォルムは、鳥山明の『Dr.スランプ』を代表とする日本の漫画表現を通じて広まり、携帯電話やスマートフォンの絵文字にも採用されたことで、今では万国共通のアイコンとなっている。トイレットユーモアは世界中にあるものの、それをポップなエンターテインメントとして昇華させた背景には、「何にでも“カワイイ”要素を見いだす」という日本人ならではの感性があるのかもしれない。
2029年までに海外を含め、複数の会場を常設する予定だ。うんこを連呼し、撮って遊んで童心に返る──固定観念を水に流して、非日常の世界を楽しんでみては?

帰り際にはお土産も忘れずに。一番人気はスクイーズのおもちゃ「ぷにぷにうんこ」の袋詰め放題(左手前)

売店では横浜限定のスカジャン(左)や和雑貨も用意。訪日の記念にうってつけ

「うんこグミ」(上)はトイレをかたどったパッケージも秀逸。横浜名物フォーチュンクッキーで「うん」試しするのもおすすめだ
「うんこミュージアム YOKOHAMA BAY」
- 所在地:横浜市中区新港2-2-1 横浜ワールドポーターズ2F
- 営業時間:午前10時30分~午後9時 ※最終入場は終了1時間前まで
- 定休日:無休
- 入場料金:大人2000円〜、中高生1500円~、小学生・3歳以上1100円~(日によって変動) *当日券は数量限定のためオンラインでの事前購入を推奨
詳細は公式サイトを参照
取材・文・撮影=ニッポンドットコム編集部






