Japan Data

新型コロナウイルス感染症流行・6月の主な動き

医療・健康 社会 経済・ビジネス

新型コロナウイルス感染症の流行に関連して、国内の感染者数や政治の対応などについてまとめた。(6月分)

最新の主な動きについてはこちら

横浜でホストクラブクラスター(6月30日)

東京で54人の新規感染が確認された。50人を超えるのは5日連続。週平均の1日当たり感染者数は55.1人となった。横浜市ではホストクラブの従業員26人の集団感染が発生するなど、首都圏を中心に感染が広がっており、全国では138人(空港検疫を含む)の感染が確認された。

東京4日連続で50人超え(6月29日)

東京では58人の新規感染が確認された。50人を超えるのは4日連続。週平均の1日当たり感染者数は51.9人となり、東京都が飲食店などに休業を再要請をする目安としている「50人」を超えた。一方、北海道では、“昼カラ”クラスターが発生している小樽市で3人、札幌市7人、他1人の計11人新規感染が確認された。

東京で60人感染、小樽は“昼カラ”クラスター新たに14人(6月28日)

東京では28日、新たに60人の新規感染が確認された。緊急事態宣言解除後では最多。週平均の1日あたり感染者数は47.7人となり、東京都が飲食店などに休業を再要請をする目安としている「50人」に接近している。また、北海道小樽市では、昼間にカラオケサービスを提供する店の利用者など14人の感染が確認された。

国内新規感染者、1カ月半ぶりに100人超に(6月26日)

国内で、105人の新規感染者が確認された。100人超となにるのは、5月9日以来、1カ月半ぶり。このうち東京が54人、神奈川7人、埼玉16人、千葉4人と全体の8割近くが首都圏に集中。特に、東京の週平均の1日当たり感染者数は41.6人となり、都がアラート発動の目安の一つとしている「週平均20人以下」の倍以上となった。小池百合子都知事は「新宿区が接待を伴う飲食店を中心に集団検査に取り組んでいる成果。専門家の分析でこれは第2波というわけではない」との見解を示した。

東京の週平均1日当たり感染者数が38.9人に(6月25日)

東京で48人の新規感染者が確認された。週平均の1日当たり感染者数は38.9人となり、東京都がアラート発動の目安の一つとしている「週平均20人以下」の倍近い人数となっている。

東京で緊急事態宣言解除後最大の55人の新規感染(6月24日)

東京で緊急事態宣言解除後では最大の55人の新規感染者が確認された。1日の感染が50人超となるのは5月5日以来、50日ぶり。週平均の1日あたり感染者数は37.9人に跳ね上がった。一方、北海道小樽市では、9人の新規感染が確認された。このうち7人が昼間のカラオケサービスを提供する飲食店の客で、残り2人は店の経営者と利用者の家族だった。北海道では、6月上旬に札幌市でも “昼カラ” サービスを提供する店舗でクラスターが発生していた。

プロ野球が3カ月遅れで開幕(6月19日)

当初予定の3月20日から3カ月遅れて、プロ野球セ、パ両リーグの公式戦が無観客で開幕した。公式戦の無観客開催はプロ野球史上初めて。セ・パ交流戦、オールスターゲームを取りやめ、レギュラーシーズンは例年よりも23試合少ない各チーム120試合を戦う。

東京の週平均の1日あたり感染者数が34人に(6月19日)

東京で新たに35人の新規感染が確認され、累計の感染者数は5709人となった。週平均の1日当たり新規感染者は34人となり、東京都がアラート発動の目安の一つとしている「週平均20人以下」を大きく上回っている。

県境を越える移動、接待を伴う飲食店も解禁(6月19日)

感染拡大防止の都道府県境をまたぐ移動の自粛が全面解除となった。また、1000人以下のコンサートや、地域の行事などの開催も解禁となる。感染予防策を徹底を前提に、接待を伴う飲食店やライブハウスも再開できる。政府は、緊急事態宣言を全面解除した5月25日から7月31日までを「移行期間」と位置付け、3週間ごとに自粛要請を緩和することにしている。

宮城、福島、新潟、滋賀で久々の感染者確認(6月18日)

東京では41人の新規感染が確認され、累計で5674人となった。週平均の1日あたり新規感染者数は32.6人となり、東京都がアラート発動の目安の一つとしている「週平均20人以下」を大きく上回っている。また、久しく感染が確認されていなかった福島で41日ぶり、宮城で51日ぶり、新潟と滋賀で1カ月以上ぶりに新規感染が確認された。19日からは、県境をまたぐ移動や接待を伴う飲食店の営業が解禁となる。このところ、新規の感染者は特定の都道府県に集中していたが、人の移動の活発化に伴い、再び地方での感染者の増加も懸念される。

週平均の1日当たり感染者数が30人超え(6月16日)

東京では16日、27人の新規感染者が確認され、東京の累計の感染者数は5619人となった。週平均の1日あたり新規感染者数は30.1人となり、東京都がアラート発動の目安の一つとしている「週平均20人以下」を大きく上回っている。

東京で2日連続で新規感染40人超に(6月15日)

東京では48人の新規感染者が確認された。このうち20人は、新宿区が実施している夜の繁華街の店舗に対する集団検査で判明したという。2日続けての40人超で、東京の累計の感染者数は5592人となった。

東京で新規感染者47人、緊急事態宣言解除後の最多(6月14日)

東京で47人の新規感染が確認された。32人は接待を伴う飲食店などいわゆる “夜の街” 関連で、うち18人は新宿・歌舞伎町での集団検査で判明したホストクラブの従業員らだった。東京の累計の感染者数は5544人。西村康稔経済財政担当相は「集団検査で判明した18人は無症状だった。店側の協力による二次感染を防止のための前向きな取り組みの結果」との見解を示した。

“東京アラート”解除、東京の新規感染は5日ぶり20人超(6月11日)

小池百合子都知事は11日、感染拡大の警戒のために発出していた「東京アラート 」を解除した。12日からはパチンコ店、ゲームセンターなどの遊技施設や接待を伴わないバーやスナック、カラオケ店などの営業再開を認める。飲食店は閉店を午後10時から午前0時に延ばす。また、19日からは休業要請を全面的に解除し、ライブハウスや接待を伴う飲食店の営業も解禁となる。

東京の週平均の1日あたり感染者数が21人に(6月7日)

東京で新たに14人の感染が確認され、累計の感染者は5369人となった。直近1週間の1日当たりの平均感染者数は21人となり、緊急事態宣言解除後、初めて20人を超えた。

“東京アラート”を発動―小池都知事(6月2日)

東京で34人の新規感染が確認され、累計の感染者は5283人となった。30人を超えるのは5月14日以来、19日ぶり。直近1週間の新規感染者の平均数は16.3人。小池百合子都知事は同日夜、都民に感染拡大への警戒を呼び掛ける東京アラートを発動した。

東京都は、飲食店、商業施設などに対する休業要請について、「新規感染者20人以下」など具体的な指標を盛り込んだ都独自の解除基準をまとめ、これを上回った場合には都民に対して警戒を促す「東京アラート」を出すとしていた。

3月以前の主な動きについてはこちら><4月の主な動きについてはこちら><5月の主な動きについてはこちら

バナー写真 : 国立感染症研究所で分離された新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真。コロナウイルス特有の冠状のスパイクタンパク質が観察できる(国立感染症研究所提供)

東京 安倍晋三 小池百合子 厚生労働省 パンデミック 肺炎 コロナウイルス クラスター 感染爆発 緊急事態宣言 ステイホーム Stay Home