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北海道が12年連続で魅力度トップ : 都市別では京都市が返り咲き

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北海道強し! ブランド総合研究所の「地域ブランド調査2020」では、またしても北海道がブランド力の高さを見せつけた。一方で、7年連続で魅力度最下位に甘んじてきた茨城県が、悲願の最下位脱出。42位にジャンプアップした。

地域ブランド調査2021年版の記事はこちら

民間調査会社ブランド総合研究所の「地域ブランド調査2020」で、全国で最も魅力的な都道府県は北海道だった。都道府県が調査対象となった09年から12年連続で1位。「観光意欲度」「(地域産品の)食品想起率」でもトップだった。前年4位だった沖縄県が3位に浮上、東京都が3位から4位に順位を落とすなど、一部で順位に変動はあったが、トップ10の顔ぶれに変化はなかった。

都道府県別ランキングで下位3県は、45位佐賀県、46位徳島県、47位栃木県だった。2013年から7年連続で最下位だった茨城県は順位を5つ上げて42位となり、悲願の最下位脱出を果たした。

都道府県の魅力度ランキング

順位 都道府県 魅力度
1(1) 北海道 60.8
2(2) 京都府 49.9
3(4) 沖縄県 44.1
4(3) 東京都 36.4
5(5) 神奈川県 34.7
6(6) 大阪府 31.9
7(7) 奈良県 30.6
8(10) 長野県 30.5
9(8) 福岡県 29.6
10(9) 石川県 29.2

出所 : 第15回「地域ブランド調査2020」
順位欄の()書きは前年順位

市区町村の魅力度では京都市が3年ぶり3度目の1位に返り咲いた。函館市と札幌市は同得点で2位。さらに、小樽市、富良野市がトップ10に入っており、北海道のブランド力の高さを見せつけた。

市区町村魅力度ランキング

1(3) 京都市 51.9
2(1) 函館市 51.3
2(2) 札幌市 51.3
4(6) 横浜市 48.1
5(4) 小樽市 46.9
6(5) 神戸市 44.8
7(7) 鎌倉市 44.6
8(8) 金沢市 43.8
9(9) 富良野市 43.7
10(10) 仙台市 38.8

出所 : 第15回「地域ブランド調査2020」
順位欄の()書きは前年順位。 北海道内の自治体をカラー表示した

地域ブランド調査は2006年から毎年実施。全国の1000市区町村と47都道府県について、認知度、観光意欲、居住意欲、地域資源評価などを質問し、3万人の回答を集計、数値化している。

バナー写真 : PIXTA

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