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あなたの好きなジブリ映画は?―LINE調査 : 幅広い世代から支持されるあの2作品

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緻密に練られたストーリー、個性豊かで魅力的な登場人物、美しい背景画、壮大な音楽 ― 日本のみならず世界で高く評価されているスタジオジブリの作品。LINEリサーチが好きな作品を調査したところ、「となりのトトロ」「千と千尋の神隠し」の2作品は年代を問わず幅広い世代から人気があった。

LINEリサーチが10~60代の男女を対象に好きなスタジオジブリの映画作品を聞いた。

全体TOPの「となりのトトロ」48.5%、2位「千と千尋の神隠し」44.5%の2作品は、これまでにテレビ放送された回数も多く、世代の偏りなく愛されている。どちらも女性からの支持が高めだった。3位と4位の「天空の城ラピュタ」「魔女の宅急便」はほぼ同率でランクイン。5位以降は「風の谷のナウシカ」「もののけ姫」が2割台で続いた。

好きなスタジオジブリの映画作品 TOP10

順位 作品名 支持率(%)
1 となりのトトロ 48.5
2 千と千尋の神隠し 44.5
3 天空の城ラピュタ 36.4
4 魔女の宅急便 36.3
5 風の谷のナウシカ 27.2
6 もののけ姫 23.1
7 ハウルの動く城 18.9
8 崖の上のポニョ 15.2
9 紅の豚 14.9
10 耳をすませば 12.0

LINEリサーチ調べ(n=5254) / 5作品までの複数回答 

総合トップの「となりのトトロ」は30~60代で1位。同作品は昭和30年代前半の日本を舞台としており、その時代に幼少期を過ごした60代からは6割弱と特に高い支持を集めた。

となりのととろ
「となりのトトロ」©スタジオジブリ

10代と20代は「千と千尋の神隠し」が1位に。特に20代で5割超の高い割合だった。

「千と千尋の神隠し」©スタジオジブリ
「千と千尋の神隠し」©スタジオジブリ

2位以降は、年代によってラインナップが異なる。自分の子ども時代や、子育て時代に見た作品に思い入れが多いようだ。

10代は、4位「崖の上のポニョ」(2008年)、7位「借りぐらしのアリエッティ」(2010年)、8位「猫の恩返し」(2002年)な2000年代の作品が多くランクイン。

「崖の上のポニョ」©スタジオジブリ
「崖の上のポニョ」©スタジオジブリ

20代では、「ハウルの動く城」(2004年)が3割超の高い割合で4位に。

「ハウルの動く城」©スタジオジブリ
「ハウルの動く城」©スタジオジブリ

30代、40代は、「魔女の宅急便」(1989年)が4割超の高い支持を得た。主人公の少女キキの成長物語への共感からか、30代女性では5割超だった。30代は「もののけ姫」(1997年)や「耳をすませば」(1995年)など、90年代作品が他の年代よりも高い割合でランクイン。

「魔女の宅急便」©スタジオジブリ
「魔女の宅急便」©スタジオジブリ

「もののけ姫」©スタジオジブリ
「もののけ姫」©スタジオジブリ

40代では、「天空の城ラピュタ」(1986年)、「風の谷のナウシカ」(1984年)など80年代の作品が高い割合でランクイン。2作品とも、男性のほうが高めの割合で、「天空の城ラピュタ」は30~40代男性、「風の谷のナウシカ」は40~50代男性の割合が高かった。

「天空の城ラピュタ」©スタジオジブリ
「天空の城ラピュタ」©スタジオジブリ

「風の谷のナウシカ」©スタジオジブリ
「風の谷のナウシカ」©スタジオジブリ

40代以上では「火垂るの墓」(1988年)がランクイン。特に60代で割合が高めだった。

バナー写真 : 「となりのトトロ」©スタジオジブリ

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