「トロっ」「サクっ」「フワっ」 変幻自在の食感楽しい山芋のお料理コレクション
食 文化 暮らし
きざむ、すりおろす、加熱する―調理の仕方でまったく違う食感になるのが楽しい。加熱するとふわっとする性質を応用した料理もいろいろ。
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食材についての説明はこちら
→「山芋(やまいも):「とろろ」でおなじみ、例外的に生食できる芋類」
山かけ
「山」芋をすりおろして「かけ」るから「やまかけ」。スーパーでお安く売っているマグロのブツ切りも山かけにすればちょっとぜいたく気分。
山かけそば(とろろそば)、山かけうどん(とろろうどん)も定番。
うなとろ丼
「山かけ」バリエーションの一つだけれど、うなぎの主役感が強いのでこの呼び名が定着しているのかも。「贅沢(ぜいたく)このうえなし!」な夏の滋養食。
山芋サラダ
サラダや酢の物などに生のまま刻んでトッピング。シャキっとした歯ごたえがメニューにリズムを加えてくれる。
山芋ステーキ
生で刻んだ時には「サクっ」、すり下ろすと「トロっ」だった山芋が、フライパンで焼くと「ホクっ」とした食感に。仕上げにしょう油をたらして焼き付ければ香ばしい味わいに。
磯辺揚げ
すり下ろした山芋を海苔(のり)で巻いてサッと油で揚げるだけ。加熱した山芋のフワッとした食感が絶妙。 (海苔で巻くには粘度が必要なので、イチョウ芋、自然薯などが適している)
関西風お好み焼き
生地に山芋を加えることでふわふわの食感に。
薯蕷(じょうよ)饅頭
薯蕷とは、大和芋、つくね芋など主にねっとり系の山芋を指す言葉。加熱するとしっとりフワっとする性質を利用して、饅頭の皮に用いた蒸し菓子。
番外 : 牛タン定食には麦とろ!
「牛タン定食」といえば、「麦とろご飯」がデフォルト。考案したのは、牛タンレストラン「ねぎし」。創業した1981年当時は、「酒のつまみ」として食されることが多かった牛タンを女性にも味わってもらいたいと、ヘルシーな麦ごはんととろろと組み合わせたのが始まり。今では、牛タンを提供する多くの店がこれにならっている。
調査・構成 : イー・クラフト
バナー写真 : PIXTA








