知ればもっとおいしくなる にっぽん食べ物図鑑

地味ながら登場頻度は高め:ゴボウのお料理コレクション

文化 暮らし

日本的な食卓を特徴づける根菜・ゴボウ。地味な存在ながら、ハレの日も普段の日もオールマイティーに活躍する。

食材についてはこちら
→「ゴボウ:日常的に食べるのは日本だけ―外国人には泥まみれの木の根っこ?

きんぴら

家庭の食卓、居酒屋、定食屋…あらゆる場面で登場する定番の総菜。せん切りにしたゴボウとニンジンを唐辛子と炒め、しょうゆと砂糖などで甘辛く味付けするのが定番。一風変わった料理名は、江戸時代に流行した浄瑠璃の主人公・坂田金時(金太郎)の息子である坂田金平にちなんだもの。ゴボウのしっかりした食感と歯応え、唐辛子のピリッとした辛さを、金平の強さや勇ましさにたとえたとされる。

たたきごぼう

軟らかく煮たゴボウを棒などでたたき、調味したゴマ酢であえた料理。ひびを入れるのは味染みをよくするためだが、たたいて開くことが“開運”につながるとして、おせち料理によく使われる。

(PIXTA)
(PIXTA)

八幡(やわた)巻き

京都府八幡村(現・八幡市)発祥の料理。かつては村特産のウナギやドジョウでゴボウを巻いて煮付けたが、今は肉で巻いたものも含めて八幡巻きという。ニンジンやインゲンも一緒に巻くと断面が美しい。

(PIXTA)
(PIXTA)

甘辛揚げ

斜め薄切りやささがきにしたゴボウを揚げ、しょうゆや砂糖で作った甘辛いたれを絡めたもの。スーパーでも見かける人気の総菜。

(PIXTA)
(PIXTA)

鶏ごぼう / 豚ごぼう / 牛ごぼう

ゴボウはどんな肉とも相性バッチリ。炊き込みご飯に、甘辛く炒め煮にしておかずに。ゴボウと肉を煮て、卵でとじたものは「柳川風(やながわふう)」と呼ぶ。

鶏ごぼう飯(PIXTA)
鶏ごぼう飯(PIXTA)

牛ごぼう煮(PIXTA)
牛ごぼう煮(PIXTA)

豚汁 / みそ汁

ささがきにしたゴボウを入れた具だくさんの豚汁は、冬のごちそう!

(フォトAC)
(フォトAC)

ごぼう天(ごぼ天)

ごぼう天には二つあり、一つはゴボウを魚のすり身で巻いた(または刻みゴボウを加えた)さつま揚げの一種。おでんの具材としてよく使われる。もう一つはゴボウに衣をつけて天ぷらにしたもので、これをのせたうどんは福岡の名物だ。

さつま揚げのごぼう天(PIXTA)
さつま揚げのごぼう天(PIXTA)

ごぼう天うどん(PIXTA)
ごぼう天うどん(PIXTA)

ごぼうサラダ

マヨネーズとあえても負けない、独特の香りと存在感。ニンジンやキュウリを加えることも。

(PIXTA)
(PIXTA)

花びら餅

甘く煮たゴボウと白みそあんを軟らかい求肥で包む。元々は年初めの茶事「初釜」で供されたが、今では正月の定番和菓子に。

(フォトAC)
(フォトAC)

調査・構成:イー・クラフト

バナー写真:きんぴら(PIXTA)

和食 野菜 食材