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一粒の酸っぱさでシャキッと整う:梅干しのお料理コレクション

文化 暮らし

梅干しがアクセントになる料理や菓子は、数えきれないほど。独特の酸味と塩気が少し加わるだけで、味が引き締まる。

食材についての説明はこちら

→「梅干し:酸っぱい・しょっぱい・元気が出る―日本人のソウル・サプリメント

おにぎり / 弁当

梅干しがあれば、白いご飯が欲しくなる。おにぎりの具材として定番中の定番。刻んで混ぜご飯にすることも。

(フォトAC)
(フォトAC)

梅干しは弁当のご飯にもよく添えられる。酸による抗菌作用でご飯が傷みにくくなることを、昔の人は経験則として知っていたのだろう。ちなみに、ご飯の真ん中に梅干しを一つ入れただけの弁当は、日本の国旗に見立てて「日の丸弁当」という。

梅干しを入れた弁当と、日の丸弁当(いずれもPIXTA)
(いずれもPIXTA)

梅茶漬け / 梅がゆ

お茶漬けは、ご飯に漬物などをのせて熱いお茶をかけた軽食。二日酔いでつらい朝も、風邪で食欲のない時も、梅干しを崩しながらサラサラ食べれば体がすっきり整う。インスタント「お茶漬けの素」でも、梅はレギュラー。おかゆに入れても安定のおいしさ。

(フォトAC)
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麺類

夏のそうめんや、うどんはもちろん、和風パスタへのアレンジもまたよし。さっぱり食べたいときにピッタリ。

梅干しそうめん(PIXTA)
梅干しそうめん(PIXTA)

梅おかか / 梅ひじき / 梅しらす

梅は風味が強いため、他の食材と組み合わせてアクセント的に使うことも。ふりかけもバリエーションが広い。

左から梅おかか、梅ひじき(いずれもPIXTA)、梅しらすのおにぎり(フォトAC)
左から梅おかか、梅ひじき(いずれもPIXTA)、梅しらすのおにぎり(フォトAC)

梅肉あえ

梅干しの種を除き、果肉を包丁でたたいたものを、梅肉または練り梅という。調味した梅肉で食材をあえた小鉢は、目先の変わった箸休めになる。

長芋の梅肉あえ(フォトAC)
長芋の梅肉あえ(フォトAC)

梅やっこ

梅干しは豆腐など淡白な食材と相性がよい。薬味に梅肉を添えた、冷ややっこの変化球。

(PIXTA)
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梅きゅう

キュウリも自己主張が強くない食材の一つ。しばしば梅とタッグを組み、巻きずしになったり、あえ物になったり。

梅きゅう巻き(PIXTA)とあえ物(フォトAC)
梅きゅう巻き(PIXTA)とあえ物(フォトAC)

梅ささ身フライ

梅肉と青じそを鶏ささ身肉で巻いて揚げた総菜。酒のつまみとしても、弁当のおかずとしても人気。

(PIXTA)
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イワシの梅煮

先人の知恵が生きた、オーソドックスな煮魚。梅を入れて煮ると青背魚の臭みが消え、酸の作用で骨までやわらかくなり、脂っこさが和らぐと“一石三鳥”だ。

カリカリ梅

あめやグミ、せんべい、ポテトチップスなど、梅風味の市販菓子は数えきれないほど存在する。中でも梅干しの原型をとどめているのが小粒のカリカリ梅。たいていおつまみコーナーの棚にある。眠気覚ましに食べれば気分シャッキリ!

(PIXTA)
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焼酎の梅干し割り

焼酎をお湯や炭酸などで割る際に、梅干しを1粒入れ、つぶしながら飲む。適度なしょっぱさや酸味がアルコールの刺激を和らげ、マイルドなおいしさに。居酒屋でもポピュラーなメニュー。

(フォトAC)
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調査・構成:イー・クラフト

バナー写真:イワシの梅煮(PIXTA)

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