練切 : 季節の移ろいを愛でる甘い芸術品
食 文化 美術・アート
もとをたどれば豆と砂糖と米の究極にシンプルな材料から生み出される小さな芸術品。和菓子の中でも美しさと遊び心にあふれる「練切」を毎月1つずつご紹介。
- English
- 日本語
- 简体字
- 繁體字
- Français
- Español
- العربية
- Русский
戦乱の世が終わり平和を謳歌した江戸時代、幕府による砂糖の国産化奨励と相まって、茶席で供される菓子は甘く・美しく進化した。
和菓子の代表格ともいえる「練切/ねりきり」は、白あんに求肥(ぎゅうひ)などのつなぎを加え、練り上げた真っ白で滑らかな生地をベースにする。食用色素で色付けし、布巾やへらなどを使って、季節の草花や伝統的な文様、源氏物語の一場面を象徴する風景描写などさまざま題材を手のひらに乗るほどの菓子で表現する。上品な甘さだけでなく、目で味わう芸術品。
小さな白い生地が手のひらの上で命を吹き込まれていく様子を動画でお届けする。
バナー写真 : PIXTA