〈1983年の今日〉7月15日 : 免田死刑囚に初の再審無罪
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免田死刑囚に初の再審無罪
1983(昭和58)年 1948年12月に熊本県人吉市の祈祷師(きとうし)宅で4人が殺傷され、現金を奪われた事件の再審で、熊本地裁八代支部が免田栄死刑囚に無罪判決。死刑が確定した被告に、初めて再審で無罪が言い渡された。免田氏は強盗殺人罪で起訴され、裁判では一貫して無罪を主張したが、最高裁で死刑が確定した。再審ではアリバイを証明する証拠が提示されたことなどから無罪と判断。検察も控訴せず無罪が確定した。
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バナー写真:再審で「無罪」が言い渡された免田栄さん、「皆さんのおかげで自由社会に帰ってまいりました」と喜びを語る(1983年7月15日、熊本地裁・八代支部)(時事)