特集 神社に行こう!
神社に行こう! 神社空間を読み解く④注連縄

戸矢 学【Profile】

[2016.06.07] 他の言語で読む : ENGLISH | 简体字 | 繁體字 | FRANÇAIS | ESPAÑOL | العربية | Русский |

神社空間は、鳥居、注連縄(しめなわ)、狛犬、本殿などさまざまなパーツによって構成されている。そこに込められた意味を知ることで、神社への理解度がぐっと深まるはずだ。この連載シリーズでは、毎週火曜日と木曜日に、鳥居から社務所に至るまで12の神社アイテムを参拝の順に紹介していく。

注連縄(しめなわ)

七五三縄、締縄などとも書く。神聖・清浄であることを示すために張り巡らし、また渡し掛ける特別な縄のこと。所々に藁(わら)の端を垂らし、また紙垂(しで)を付ける。紙垂とは和紙をカミナリ形に折ったもの。

渡し掛ける注連縄は多くの場合は中央を太く、左右を細く綯(な)うが、張り巡らすものは同じ太さで長く作る。鳥居、神木、拝殿などに掛けられている。

注連縄は拝殿の軒下に必ず掛かっているが、鳥居に掛けられていることも少なくないので、神社へ参詣に行くと、最初に鳥居と注連縄を目にすることになる。また、各家庭の神棚にも渡し掛けられ、正月などには玄関先の注連飾りにもなっている。注連飾りは、歳神(としがみ)を招き入れるための標(しるし)である。

なお本来は麻縄であるが、戦後に新たに作られた法律によって麻の栽培が制限されたため、現在では材料不足を補うために稲藁や麦藁によるものが多い。

出雲大社(島根県出雲市)の注連縄

熊野大社(島根県松江市)の注連縄

(バナー写真:出雲大社の注連縄)

写真=中野 晴生
イラスト=井塚 剛

第5回は「手水舎」です。続けてご覧ください。

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  • [2016.06.07]

歴史作家・神職。1953年埼玉県生まれ。國學院大学文学部神道学科卒業。著書に『神道入門』『富士山、2200年の秘密』『三種の神器 〈玉・鏡・剣〉が示す天皇の起源』『諏訪の神 封印された縄文の血祭り』『氏神事 典』『陰陽道とは何か』『ツクヨミ 秘された神』など多数。

website:『戸事記(こじき)』

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