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【日本100名城®】愛媛県・湯築城

歴史

湯築(ゆづき)城は、源平合戦で活躍して伊予国(現在の愛媛県)の守護となった河野氏の居城。14世紀に造られた中世の城郭としては保存状態がよく、道後温泉に隣接する城跡は道後公園として整備されている。

愛媛県・湯築城

  • 築城年:1335年ごろ
  • 初代城主:河野通盛(こうの・みちもり)
  • 主な見どころ:土塁、堀
  • 料金:無料
  • 所在地:松山市道後公園
  • 公式HPなど:国史跡 道後公園湯築城跡

12世紀から16世紀まで伊予を治めた河野氏の居城

湯築城は、1334~38年ごろに伊予国の守護であった河野氏が道後温泉で有名な松山市道後地区に築いた。河野氏は12世紀後半に鎌倉幕府が成立する際の源平合戦で活躍して勢力を伸ばし、幕府から守護に任じられて伊予を治めるようになった。当初は河野郷(松山市北条地区)を本拠としていたが、1335年ごろに湯築に移り、16世紀末に豊臣秀吉の四国攻めで滅ぼされるまで伊予を支配した。その後、関ヶ原の合戦で武功を挙げた加藤嘉明が松山城を築城した際には、湯築城の資材などが再利用されたという。

中世の城郭である湯築城には、近世の城郭が持つ石垣や天守が無く、地形を利用して堀と土塁を二重に巡らせて守りを固めていたという。城の跡地の全体が道後公園として整備され、市民の憩いの場になっているほか、道後温泉に立地しているので観光客も多く訪れる。堀や土塁などが当時の姿のまま残っており、復元された武家屋敷や資料館、土塁展示室なども見学できる。

愛媛県の城

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バナー写真:湯築城跡(PIXTA)

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