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〈1971年の今日〉〈1991年の今日〉5月14日 : 横綱大鵬・横綱千代の富士が引退表明

スポーツ 歴史

20年の時を隔てて同じ5月14日に2人の大横綱が引退を発表した。

昭和の大横綱大鵬が引退表明

1971(昭和46)年 第48代横綱大鵬が引退会見。前日、大相撲夏場所で、小結貴ノ花(当時)に敗れたのが現役最後の一番となった。1960年代に活躍し、ライバル柏戸とともに「柏鵬 (はくほう) 時代」を築いた。優勝32回、6連覇2回、45連勝などを記録し、昭和の大横綱と称された。69年、優勝30回を記念して日本相撲協会から一代年寄「大鵬」の名跡を贈られた。

横綱の大鵬(右)を寄り倒しで破る小結貴ノ花。大鵬は翌日引退(東京・蔵前国技館)(時事)
横綱の大鵬(右)を寄り倒しで破る小結貴ノ花。大鵬は翌日引退(東京・蔵前国技館)(時事)

その20年後

「ウルフ」千代の富士 涙の引退

1991(平成3)年 第58代横綱千代の富士が引退。夏場所初日、前頭貴花田(後の第65代横綱貴乃花)に敗れ、3日目の貴闘力戦にも敗退し、その夜緊急記者会見で「気力もなくなり、引退することになりました」と絞り出すように話した。大鵬の32回最多優勝記録にあと1回、及ばなかった。

大相撲夏場所初日、千代の富士を寄り切って金星をあげた前頭筆頭の貴花田(手前)。18歳で最年少金星の記録を作った(1991年5月12日、東京・両国国技館)(時事)
大相撲夏場所初日、千代の富士を寄り切って金星をあげた前頭筆頭の貴花田(手前)。18歳で最年少金星の記録を作った(東京・両国国技館)(時事)

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他にも過去の5月14日にはこんな出来事が…

バナー写真:引退の記者会見をする千代の富士(中央)。右は九重親方、左は鈴木宗男代議士(東京・墨田区の九重部屋)(時事)

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