経験豊富な記者から学ぶのが最善

(6)フランス人、27歳(パリの大学で日本語を学ぶ)男性。都内の旅行会社勤務

私にとって、セミナーは経験豊富なジャーナリストから多くのことを学び、知識を得る良い機会で、とてもエキサイティングでした。ジャーナリズムのたくさんのスタイル、取材方法を見つけることができたと思います。私は、ジャーナリスト志望者が専門家から直接、経験について学ぶことは非常に重要だと思いました。

まず、手嶋さんのセミナーでは、グアンタナモ米海軍収容基地の施設のドキュメンタリー作成に関する興味深い見解が示されました。グアンタナモは一般の人々にはあまり知られておらず、少しタブーなのですが、多くのことを学ぶことができました。難しいテーマについてドキュメンタリーを作るには、客観的な取材姿勢が必要ということもわかりました。2回目の谷講師のセミナーは通信社の機能についてだった。通信技術の進化が現代世界におけるジャーナリズムの形成にどのように影響を与えたかを説明してくれました。

野嶋さんのセミナーでは、戦争地での記者たちの取材方法について説明されました。ジャーナリストが戦争の場でどのように生活し、働いているかについて、非常に印象的な話でした。小俣さんのセミナーでは、ジャーナリストと検察官との付き合い方について、興味深い逸話を聞かせていただいた。

斉藤さんのセミナーは事実を刻む方法に関するものでした。斉藤さんのジャーナリストとしてのバックグラウンド、特に正しい方法で事実を伝える方法について聞いたことは、私にとって良いことでした。なぜなら、インターネットの時代には事実が刻まれておらず、新聞ジャーナリストは依然として取材に関する意見を表明できるからです。四方田さんのセミナーでは、雑誌ジャーナリズムと、インターネットや新聞ジャーナリズムの違いや、文章の書き方などについて、新世代の記者たちが役立つ詳細な情報を提供してくれました。

私は、経験豊富なジャーナリストから直接の指導を受けることが、ジャーナリズムについて学ぶ最善の方法の一つであると考えているので、今後、より多くのセミナーに参加することを楽しみにしています。

(7)東京都、22歳、女性。聖心女子大学4年

メディア塾へは、就職内定先でのスタートアップのためにと思い参加を決めました。メディア業界の最前線で活躍していらした方々の貴重なお話は、決して難しいものではありませんでした。タイムリーな話題を通して、全ての仕事・物事に共通する本質的なもので、人との向き合い方や仕事に対する姿勢などを学ぶことができたと思います。

また、様々な経歴の方々からお話を伺うことで、視野を広げることができ、己の無知さや情報リテラシーの低さを痛感しました。メディア塾で学んだことを活かして、就職後は情報を扱い発信していく身として、信頼される、丁寧に物事に向き合う人となれるよう精進していきたい。

今回のメディア塾は下記のテーマで各分野の講師が、10数人の受講者や聴講者とメディア、ジャーナリズムについて、毎回2時間余り熱心に語り合った。受講者が参加しやすいよう、受講料は無料だった。

  • 第1回「映像ドキュメンタリー」 手嶋龍一・元NHKワシントン支局長
  • 第2回「通信社の機能―経済取材を中心に」 谷定文・元時事通信編集局長
  • 第3回「戦争取材」 野嶋剛・元朝日新聞台北支局長、イラク戦争従軍記者
  • 第4回「検察特捜事件」 小俣一平・元NHK社会部検察担当
  • 第5回「事実を刻む―昭和最後の日」 斉藤勝久・元読売新聞社会部皇室担当
  • 第6回「雑誌ジャーナリズム」 四方田隆・元週刊新潮編集部副部長

(文責・メディア塾事務局、ジャーナリスト 斉藤勝久)

バナー写真:斉藤勝久講師による第5回講座(2018年11月30日、東京・虎ノ門のニッポンドットコムで)