慣例上は新郎側が負担すべき費用も時と場合による
他にも式場やプログラムを決めたり「新娘秘書」と呼ばれる美容師を雇ったり、嫁入り道具を買ったりとやるべきことは無数にあり、何事にも費用がかかる。僕はその頃、そば店「洞蕎麦」を開業するために貯金の大半を投じてしまっていたのだが、大変ありがたいことに、慣例上は僕が負担するべき費用のほぼ全てを、妻の両親が支出してくださった。
義父母は共に日本統治期に八田與一が築いた烏山頭ダムのほとりの農村地帯で生まれ育った。年中行事や冠婚葬祭を執り行うに当たっては伝統的な作法を重んじる人たちだ。一つには国際結婚であり、一つには僕と妻が儀式的なものに対してあまり積極的でなかったために、お二人にはかなり妥協をさせることになった。それにもかかわらず快く精神面・資金面の双方でバックアップしていただき、感謝の至りである。
バナー写真:「喜帖」と呼ばれる招待状(撮影 大洞 敦史)
