町内神輿連合渡御:浅草のメインストリートに舞う
三社祭の最初の見せ場は3日目に行われる町内神輿連合渡御(とぎょ)。浅草神社の氏子44ヵ町は3つの地域に分けられていて、駒形町会は南部16ヵ町会に属している。連合渡御の際に、浅草の代名詞ともいえる仲見世、雷門を通るのは南部町会の神輿だけ。その中で、今年、駒形町会は南部16ヵ町会の1番手を務めた。持ち回りのため、6年に1度しか訪れない名誉ある機会だ。
2012年5月19日午後14時。お祓(はら)いを受けた駒形町会の神輿は浅草神社を出発。浅草寺の本殿前で、町内神輿が高々と差し上げられた。観音様にご挨拶する瞬間だ(参照:「三社祭を読み解く」)。観客からの歓声が晴れきった空に響いた。その後、神輿は激しく揉まれながら、仲見世通りを通り抜けていく。雷門の人だかりを無事に通過し、広い通りに出ると、神輿の舞いもさらに激しさを増していった。遠くからスカイツリーも見守っている。
町会神輿が駒形に帰ってくると、町内渡御や宵宮を行い、3日目を終える。恩田さんは必ず神輿のそばにいて、始まりの一本締め、終わりの三本締めを決めて、現場の雰囲気をキリリと引き締める。そんな威風堂々とした立ち振る舞いに見惚れる若衆や子供も多い。
「みんなそうなんだけど、恩田さんも本当に祭りが好きなんだなって感じます。だってただ目立とうとするだけじゃなく誰かがやらなきゃいけない雰囲気のときは必ず先頭きってやりますからね」と、町会の仲間は口をそろえた。






























