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『安政改正御江戸大絵図』(1858年、国会図書館蔵)品川宿付近を切り抜いた。海岸沿いの道が東海道で、グレーに塗られた町屋街が品川宿、砂州の先端の鳥居が「洲崎弁天」。現在の品川駅高輪口は、海上の緑の四角付近にある
上の『安政改正御江戸大絵図』を縮小し、1854年末に建設されていた台場の位置を紺色の線で示し、品川宿のエリアを点線で囲った。第一台場は広重の画角に入っていない。一番南の「松平トサ」は土佐藩山内家の下屋敷で、立会川に接している
広重著の『絵本江戸土産10編』のうち第7編(1857年頃刊、 国会図書館蔵)より「品川洲崎弁天の祠芝浦眺望」。名所江戸百景より少し西を向き、沖の台場は描いていない。「海に突き出した岬は景色が良いのは当然だが、対岸の妓楼で、美しい着物の芸者が奏でる楽器の音色は、波の音と調和して興がある」と記してある
現在の利田神社。境内には鯨塚が残る
江戸時代のまま、道幅は5間で続いている。右の店舗は1865(慶応元)年創業という履物店「丸屋」。ご主人によると、西から歩いてきた旅人は、品川宿でわらじから、草履や雪駄に履き替えて江戸に入ったという
今回の作品の舞台より、少し北にある運河には、かつて目黒川河口だったころの面影が残っている
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