金沢は、茶屋街のように古い町並みの残る観光地が人気だが、中心部以外にも昔ながらの町並みが見られる場所がある。海の玄関口・大野町は、かつて北前船の往来で栄えた港町だ。現在でも古い町家があちこちに保存され、情緒ある町並みが残されている。

この町は江戸時代より醤油作りが盛んで、千葉県の野田や銚子などと並ぶしょうゆの産地である。町の中にはたくさんの蔵がある。醤油の原料は大豆と小麦と塩という単純なものだが、自然の持ち味を充分に生かすため原料を厳しく選び、発酵という自然の不思議な作用で、うまみとコクのある香り高い液体が生み出される。直源醤油(なおげんしょうゆ)は1825年(文政8年)の創業。いまも当地で醤油を作り続けている。

映像:金沢ケーブル「なぜか金澤〜見つけて加賀・能登」より