厚生労働省によると、過重な労働や仕事のストレスによる死亡・疾患といった「過労死等」での労災認定数は、2025年度は1299件。うち精神障害の認定数は前年度比26件増の1082件と、過去最多を更新した。

脳卒中や心臓疾患による労災認定が217件、うつ病など精神障害によるものが1082件。自殺・自殺未遂は、1299件のうち143件に及んだ。

精神障害での労災支給決定(認定)件数の推移

原因は「上司などからのパワハラ」が最多

業務における強い心理的負荷により精神障害を発病したとする労災請求件数は、2025年度は前年度比1178件増の4958件と大幅に増えた。2012年から23年に労災認定された6683人を原因別にみると、トップは「上司などからのパワハラ」で22.5%。次いで「仕事内容や仕事量の大きな変化」、「同僚からの暴行、いじめなど」、「業務関連での悲惨な事故、災害への遭遇」などが続いた。

精神障害による労災認定:原因別割合

年齢別では20代から50代までで9割以上を占め、40代が294件と最も多いが、突出して多い年代は見られなかった。

精神障害による労災認定:年齢別割合

業種別では「医療、福祉」が292人と最多。次いで「製造業」が158人、「卸売業、小売業」が116人、「運輸業、郵便業」が104人、「建設業」98人など。

精神障害による労災認定:業種別割合
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