秋になっても、強く心に残る夏の記憶。私は、台湾東部の農村を歩きながら楽しんだ「島嶼音楽季(H.O.T Islands Music Festival)」の熱気が忘れられない。Hは花蓮、Oは沖縄、Tは台東の頭文字だ。台湾東部と沖縄で毎年交互に開くようになって5回目。双方の音楽家が共演するだけの音楽祭ではない。「日本の辺境の沖縄と台湾の辺境の花蓮・台東が黒潮文化としてつながろう」を合言葉に、約1週間かけてさまざまな集落で交流し、音楽を入り口にしながら生活文化・伝統文化へと深めていく。そんな理念が現実のものとなり、味わい深い文化交流の場になりつつある。
台湾と沖縄をつなぐ音楽祭:「隣人」の文化交流
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