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グーグルで検索された2019年の言葉 : ラグビー選手では主将と笑わない男

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2019年に多くの人がググったワードに「台風19号」「令和」「ラグビーワールドカップ」などがランクイン。検索数上位の言葉から今年を振り返る。

「台風19号」「令和」「ラグビーワールドカップ」が上位に

グーグルは12月11日、2019年の検索ワードランキングを発表した。検索数が急上昇した言葉では、関東から東北地方にかけて記録的な大雨や河川氾濫など深刻な被害をもたらした「台風19号」が1位になった。以下、「令和」「ラグビーワールドカップ」が続いた。

ラグビーに関連して、最も検索された日本代表選手名は主将の「リーチマイケル」。2位は、スコットランド戦で14年11月の代表初キャップ以来の初トライを決めた「稲垣啓太」。稲垣選手は初トライにも、日本のベスト8入りにも笑顔を見せることなく、その無表情ぶりが「笑わない男」として人気となった。

言葉の意味を検索する「○○【とは】」の1位は、キャッシュレス決済の「ペイペイ」。決済利用額の一部を還元する「100億円キャンペーン」などが話題となった。2位は若い女性に人気となった「タピオカ」。

47都道府県名と一緒に検索された急上昇ワードも発表された。宮城、福島、千葉など被害が大きかった関東地方や東北地方を中心に20都県で「台風」が検索上位に入った。

急上昇(日本) 〇〇【とは】
1 台風19号 1 ペイペイ とは
2 令和 2 タピオカ とは
3 ラグビーワールドカップ 3 ホワイト国 とは
4 あなたの番です 4 ハンセン病 とは
5 ドラクエウォーク 5 mdma とは
6 オリンピック チケット 6 モラハラ とは
7 京都アニメーション 7 g20 とは
8 鬼滅の刃 8 軽減税率 とは
9 吉本興業 9 gsomia とは
10 g20 10 ノーサイド とは
【ラグビー日本代表選手名】
1 リーチマイケル
2 稲垣啓太
3 福岡堅樹
4 流大
5 田村優
6 中島イシレリ
7 姫野和樹
8 松島幸太朗
9 堀江翔太
10 田中史朗
都道府県名とともに検索された主な言葉
宮城県、福島県、茨城県、千葉県、神奈川県、東京都、静岡県など20都県 台風 10月12日に関東地方に上陸した台風19号は、東北地方にかけて記録的豪雨や大規模な河川氾濫、土砂災害を引き起こし、90人以上の死者、行方不明者を出した
埼玉県 翔んで埼玉 埼玉県民が東京都民に虐げられる架空世界を描いた魔夜峰央の同名ギャク漫画を原作とする映画。ディスられた埼玉で大ヒットするという自虐ぶりも話題となった
広島県、長崎県 ローマ法王 11月に来日したローマ教皇は核兵器廃絶を訴え、被爆地である長崎市、広島市を訪れた

バナー写真:雨が降る中、泥の堆積した道路を慎重に歩く住民=2019年10月19日、宮城県丸森町(時事)

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