日本海が生んだ絶景の数々

日本海に面し、起伏に富んだ地形の長門は、手付かずの自然がそのまま残っているエリアや、人の手が加わることで印象的な景観が作り出されたスポットも多い。その中でも、思わず目を奪われるような絶景スポットをご紹介しよう。

きれいに並んだ123基の鳥居が美しい「元乃隅(もとのすみ)稲成神社」は、多くの観光客が訪れる人気の観光スポット。赤い鳥居と青い日本海が作り上げるコントラストが見事だ。

連なる鳥居と自然が調和し、美しい景色を作り出す元乃隅稲成神社(撮影=三ツ井正之)

元乃隅稲成神社のさい銭箱は、高さ6メートルの大鳥居上部に設けられており「日本一入れにくい」と評判だ。見事投げ入れることができれば、願いがかなうと言われている。

鳥居上部のさい銭箱にさい銭を入れるのは本当に難しい

また、元乃隅稲成神社の近くには「龍宮の潮吹」がある。北寄りの風が吹く時、まるで龍が天に昇っていくかのように、海水が岸壁を駆け上る現象が見られる時がある。その高さは、最大30メートルにも達する。

龍宮の潮吹では、飛び散るしぶきが光を反射し、まるで銀の砂をまいたような美しい光景が見られる(撮影=いにてん)

絶景スポットはまだある。周囲40キロメートルの青海島周辺は、別名「海上アルプス」とも呼ばれており、日本海の荒波が作り上げた奇岩・怪岩が連なる、不思議な光景を目にすることができる。

夜明けを迎える海上アルプス。周辺の海岸一帯は、北長門海岸国定公園に指定されている(撮影=末廣周三)

標高333メートルの高台に広がる草原「千畳敷」も圧巻だ。海と空の爽快な一大パノラマが楽しめる。

日本海を一望する、気持ちの良い眺めが楽しめる千畳敷(写真提供=長門市役所)

そして、「東後畑棚田」では、毎年5月から6月にかけて、水の張った棚田とイカ釣り漁船の漁火が調和した美しい光景が見られる。このような類いまれなる自然の景色は、多くの人を魅了してやまない。

棚田の水田と漁火が調和した光景は、初夏にだけ見られる特別な光景だ。毎年多くのカメラマンがこの地を訪れる(撮影=持吉勝三)