全世界セールス1000万部を突破した作家・雨穴(うけつ)の作品世界に没入できる大規模展が都内で開幕した。物語のキーとなる「変な」モノと次々に遭遇し、「日常に現れる違和感」やじわじわと迫り来る恐怖感を味わえる。
ディープジャパンを体感
白い仮面に全身黒タイツ姿で異彩を放つ覆面作家・雨穴。デビュー作『変な家』がミリオンセラーを記録し、次作『変な絵』は36以上の国と地域で翻訳展開され、和製ホラーミステリーの新境地を開拓した。世界を震わせる『変な』シリーズをはじめウェブメディア「オモコロ」での執筆、登録者数200万人のYouTube動画や楽曲の制作など、その多才な創作活動に迫る「雨穴の変な世界展。」が、東京・天王洲アイルの寺田倉庫にて開催中(2027年1月17日まで)。
動画でおなじみの雨穴の部屋をはじめ、「変な絵」の原画や「変な家」の模型などが並び、奇妙な世界に体ごと飛び込める。薄暗い展示室で待ち受ける雨穴の複製たちと2ショット撮影しながら進むと、雨穴が歌い踊るポップなステージが出現。会場の奥では突如うっそうとした森に迷い込み、雨穴作品独特の恐怖を実体験できる。
本展は雨穴の脳内世界を具現化するため、オモコロの運営会社「バーグハンバーグバーグ」と、恐怖体験イベントを数多く手掛ける「闇」がタッグを組んだ。ビル内の会場に家を建てたり木を生やしたりして、「昔から遊園地を作るのが夢だった」という雨穴も大満足のテーマパークが完成した。
雨穴は海外のファンに向けて「名所を巡るだけではたどり着けない、おどろおどろしい異空間で『見てはいけない』ディープジャパンを体感できます」と来場を呼びかけた。土着の因習や日常に潜む狂気といった、Jホラーの醍醐味(だいごみ)を五感で味わってほしい。
雨穴の変な世界展。
- 会期:10月23日~2027年1月17日
- 会場:寺田倉庫 G1ビル(東京都品川区東品川2-6-4)
- 開館時間:午前10時~午後7時30分(最終入場は閉館30分前)
- 休館日:会期中無休(年末年始は営業時間を変更)
- 観覧料:大人2700円~、中高生1800円~、4歳以上小学生以下700円~
*詳細は公式サイトを参照
取材・文・撮影=ニッポンドットコム編集部












