大河ドラマと朝の連続テレビ小説の違いが分かった

日本ドラマを見始めてから数年は、NHKの大河ドラマと朝の連続テレビ小説の違いがどうもよく分からなかった。「『おしん』のような長編ドラマは『大河』のはずだろう!」と思っていた。後になり、そのような区別ではないと分かった。

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何年も前のことだが、まだ初級の日本語能力だけに頼り、NHKの国際放送を直接受信した。大河ドラマの古い日本語はとても分かりにくかった。朝ドラに出てくる地方独特の言い回しもそうだ。数年前に福岡を旅行した時に大宰府でハンカチを売る高齢の女性に、大河ドラマと朝ドラには困っていると話した。女性は笑いながら、とても微妙な言い回しで「私だって分かりにくいんですよ」と言ってくれた。たぶん、私を慰めてくれたのだろう!

台湾で中国語字幕付きで放送されてきた大河ドラマのうち、視聴率が好調だった作品を挙げるとすれば、「篤姫」だろう。戦国時代ファン、幕末ファンにとって、大河ドラマを見るのはとても魅力的な啓発であり復習だ。しかし、ドラマについていくのには少々疲れる。人間関係や相関図がやや複雑だからだ。でも何回か見れば、心が引き込まれてしまう。1年分を見終えれば、次の年の日本旅行の計画はほぼ決まったも同然だ。

歴史を押し出す大河ドラマと比べ、人を励まし日常生活を描く朝ドラは、視聴率の面でやや勝っている。おおむね2010年の「ゲゲゲの女房」から、台湾のケーブルチャンネルがNHKの放送直後に朝ドラを放送するようになった。1話は15分で、台湾では1時間分をまとめて放送している。「あまちゃん」は台湾に「接接接(じぇじぇじぇ)」という流行語をもたらした。「マッサン」が放送されると、台湾の日本ドラマファンはウイスキーのことを勉強し始めた。私は「ごちそうさん」を見て大阪が好きになり、「カーネーション」のおかげで大阪府岸和田市にある岸和田商店街を歩いてみたくなった。

日本ドラマは魂の友

韓国ドラマ、中国ドラマ、米国ドラマによる包囲戦に直面しても、台湾における日本ドラマは視聴率の面で難攻不落のぶ厚い鉄板と言えるだろう。いったん病みつきになれば、抜け出すのはとても難しい。日本ドラマを見ていると、日本で暮らしているという素晴らしき錯覚に陥ることもあるほどだ。私は今も、1日に2時間、日本ドラマを見ている。ぜいたくな没入であり癒やしの時間でもある。テレビであれ、課金されるインターネットの有料動画を選ぶのであれ、日本ドラマについては、ほとんどが合法的に鑑賞できる時代になった。日本ドラマは既に、単純な娯楽目的の選択肢ではない。情緒と感情を投入する魂の友、つまりSoulmateだ。ドラマ中の名せりふは人生の座右の銘であり、ストーリーは人生への励ましだ。私のような日本ドラマファンは、随分かたくななこだわりに仕上がってしまったのかもしれないが。

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