繊維、流通などの労働組合で構成するUAゼンセンは27日、2027年春闘での賃上げ要求について、基本給を底上げするベースアップ(ベア)と定期昇給分を合わせて6%とする方針素案を公表した。ベア分は4%を目指す。いずれも前年と同水準。物価高が続く中、業種や企業規模による賃金格差の是正に向け、高水準の賃上げ実現を目指す。
賃金体系がUAゼンセンの定める最低基準に満たない企業が加盟組合の約7割を占めており、こうした企業では格差是正分と合わせて7%の賃上げを求める。連合が発表した「6%中心、5%以上」とした基本構想より高い水準を掲げた。
パート従業員は、定期昇給とは別に5%の引き上げを目指す。定期昇給分が明確でない場合は7%を目標に掲げる。
また、32年に基本給と諸手当で構成される所定内賃金を、27年目標と比べて18%程度引き上げる賃金水準目標を新たに設定。大卒の30歳で勤続8年の場合、到達水準として40万円(27年目標は33万5000円)を掲げた。
記者会見した松井健副会長は、物価高を上回る賃上げを実現することで「実質賃金の上昇を実感できるよう、今年も昨年より積極的な賃上げをしていきたい」と強調した。
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