台湾は台湾
日本の報道では、大会結果記事に、各選手の代表する国または地域の欄で台湾選手のことを「台湾」と書いてあるので、わかりにくいが、台湾国内の報道や大会公式サイトでは、台湾選手のことを「中華台北」または「中華隊」と書かれる。
このような国際的な場面で台湾は、「中華民国 R.O.C」や「台湾 TAIWAN」の名称を使って参加できない状況がある。細かい説明はここでは避けるが、台湾は中国の一部であると主張する中国の圧力が働いている。日本の報道では「台湾」と書かれると先に示したが、世界オリンピック委員会、日本オリンピック委員会の公式サイトでは、台湾のことを、「Chinese Taipei (チャイニーズ・タイペイ)」と表現している。日本オリンピック委員会の公式サイトに至っては、1964年東京オリンピックの開催までの道のりの説明の中で、当時台湾が「TAIWAN 中華民国」で出場しているにもかかわらず、「チャイニーズ・タイペイ」と丁寧に書き換えてある始末だ。
スポーツの世界に政治を持ち込まないことが大原則であるにも関わらず、「チャイニーズ・タイペイ(中華台北)」という名称でしか参加できないことが、すでに政治干渉ではないか。また、中華民国体制であることが「二つの中国」という問題を引き起こしているのだから、「台湾は台湾であるべきだ」などネット上では盛んに議論されていた。