今週の歴史を振り返る:This Week in Japanese History

今週の歴史を振り返る:10月5~11日

10月5日

大村智氏にノーベル医学・生理学賞

2015(平成27)年 ノーベル医学・生理学賞に、大村智・北里大特別栄誉教授ら3氏が選ばれた。抗寄生虫薬「イベルメクチン」のもとになる物質を発見し、熱帯などに住む多くの人々を失明の危機から救った業績が評価された。日本人が同賞を受けるのは3人目。

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10月6日

鈴木章氏と根岸英一氏にノーベル化学賞

2010(平成22)年 ノーベル化学賞に、鈴木章・北海道大学名誉教授と根岸英一・米パデュー大学特別教授が選ばれた。「有機合成におけるパラジウム触媒を用いたクロスカップリング」の業績が評価された。

梶田隆章氏にノーベル物理学賞

2015(平成27)年 ノーベル物理学賞に梶田隆章・東京大学宇宙線研究所所長ら2氏が選ばれた。梶田氏は岐阜県にある装置「スーパーカミオカンデ」で謎の多い素粒子ニュートリノを観測し、ニュートリノに質量があることを突き止めた。

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10月7日

南部、小林、益川の3氏にノーベル物理学賞

2008(平成20)年 ノーベル物理学賞に、「自発的対称性の破れ」の概念を素粒子物理学に導入した米シカゴ大学名誉教授で大阪市立大学名誉教授の南部陽一郎氏=米国籍、「CP対称性の破れ」を説明する「小林・益川理論」を提唱した高エネルギー加速器研究機構名誉教授の小林誠氏と京都大名誉教授で京都産業大理学部教授の益川敏英氏が選ばれた。

赤崎、天野、中村の3氏にノーベル物理学賞

2014(平成26)年 ノーベル物理学賞に、青色発光ダイオード(LED)を開発した名城大学教授の赤崎勇氏、名古屋大学教授の天野浩氏、カリフォルニア大学サンタバーバラ校教授の中村修二氏=米国籍の3人が選ばれた。

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10月8日

山中伸弥氏にノーベル医学・生理学賞

2012(平成24)年 ノーベル医学・生理学賞に、京都大学iPS細胞研究所長・教授の山中伸弥氏が選ばれた。さまざまな組織の細胞になる能力がある「人工多能性幹細胞(iPS細胞)」を開発した。

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10月9日

田中耕一氏にノーベル化学賞

2002(平成14)年 ノーベル化学賞に島津製作所フェローの田中耕一氏が選ばれた。生体高分子の同定および構造解析のための手法を開発した。

吉野彰氏にノーベル化学賞

2019(令和元)年 ノーベル化学賞に、吉野彰旭化成名誉フェロー(71)の受賞が決まった。スマートフォンや電気自動車などに使われるリチウムイオン電池を開発した功績で、米国の2科学者との共同受賞。

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10月10日

東京五輪が開幕

1964(昭和39)年 アジアで初めての五輪となる第18回夏季オリンピック東京大会の開会式が行われた。戦後日本の復興を世界に示す大会となった。

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10月11日

戦後初の映画『そよかぜ』が封切り

1945(昭和20)年 戦後初めて製作された映画『そよかぜ』が公開。この作品で使用された「リンゴの唄」は、戦後を象徴するヒット曲第1号となった。

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バナー写真:1964年10月10日、東京五輪の開会式で、国立競技場内を入場行進する日本選手団(時事)

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